46、現場で必要なリソースを計画に盛り込む
経営計画を立案する際、部門ごとの人件費を各部門が
自ら計画して、経営計画に盛り込む方法をとることが
あります(企業によります)。
しかし、企業全体での採用計画や優先順位の状況は、
人事部門が把握しているものです。
また、各部門では、社員の離職予測や 採用計画を
正確に把握できないこともあります。
そういったことを考えると、人事部門が全社の採用計画や
離職予測、経営幹部や管理職の採用経費、
また人件費を把握して、経営計画に盛り込んでおく必要があります。
計画に盛り込まれていないと、いくら各部門が採用を必要と
していても、利益が目減りすることを懸念して実行されない
可能性があります。
人事部門が会社の計画にしっかり参加し、長期的な人材育成の
プランニングをしていくことが大切です。
それをしていない企業は、人材が育たなかったり
人材が枯渇し、 新しい事業の開発もできないこともあります。
この役割はとても重要です。
(人材定着指導士テキスト:第6章6項)