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ヒストリック職工デッキ探究 動物園の管理者#3/MenagerieCurator#3【Historic Artisan】

職工おじさん、はれのちしとどです。
よろしくお願いします。

※本記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。
題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。
©Wizards of the Coast LLC.

ウィザーズ・オブ・ザ・コーストのファンコンテンツ・ポリシーより。


◆はじまるよ

今回も、ヒストリック職工(HistoricArtisan)で使えるかもしれない構築や戦術を探すあそびです。
※職工・・・コモンとアンコモンだけで行う60枚構築。たのしい。

デッキの紹介、採用カードについての考え方などを書き残し、イマイチ情報を拾いづらいヒストリック職工環境の改善を目指しています。

では早速ですが、デッキをご覧ください。

「ブロール」も斯くやとばかりの1枚挿しだらけのデッキリスト。お察し頂ける方もいらっしゃるでしょうか。そう、【動物園の管理者】です。

前回の更新が今年の2月末でしたので、おおよそ10ヶ月ぶりの更新となりました。これまではデッキの核である《動物園の管理者》を手札に引きこむことを前提にデッキを構築していましたが、今回はその依存度の高さを克服するべく、職工会でよく見られる《ザンダーの目覚め》との複合型にしてみました。【ザンダー動物園】とも呼ばれています。

※前回の記事はこちら


◆テーマとなるカード

というわけで、テーマカードとして紹介するのも3度目になる、強力なドロー能力を持つマナクリーチャー。《動物園の管理者》です。

これまでは、
・可能な限りクリーチャーしか採用しない。
・《管理者》4枚以外は、すべて異なるタイプのクリーチャーにする。
という、構築方法を取り、《管理者》を立てた状態で何か呪文を唱えると追加でカードを引ける状況にして、アドバンテージを途切れさせないことで対戦相手を圧倒するのがコンセプトだったのですが、

《動物園の管理者》を引けないとリソース不足に陥りがちであり、仮に引き込んだとしてもクリーチャー除去によって簡単に対処できてしまうため、ファンデッキとしては十分に成立していましたが、実戦で効果的に使用できているとは言い難い状況でした。

そこで登場するのが《ザンダーの目覚め》です。
※正確にはザンダー卿の葬儀を描いたカード。

このカードも《管理者》と同じ『アルケミー:ニューカペナ』の出身であり、同じく継続的なハンドアドバンテージ源として活躍する1枚。要するに、デッキの依存先を増やしてしまえば、両方の戦術で勝ちが狙えるだろう、という発想です。《ザンダーの目覚め》がクリーチャー主体のデッキであれば容易にタッチできるのも、この合体技の強み。

実は《管理者》と《目覚め》の相性も良く、《目覚め》の「呪文書」に含まれるクリーチャーと同タイプのカードをなるべくメインボードに採用しないようにしておけば、《目覚め》からドラフトしたクリーチャーを唱えても追加でカードを引けるという寸法になっています。

実際には、「人間」や「吸血鬼」はしっかりメインボードに入っていますので、カードが引けるようになるのは出尽くしてからになるのですが、この2枚が戦場に揃うと、そもそも手札にカードが溢れんばかりになりますので、そこは大した問題にはなりません。


◆その他、採用カードの変化

これは「動物園」デッキに対する考え方の変化でもあるのですが、今回はメインボードへの《空漁師の蜘蛛》の複数枚投入を試しています。
クリーチャーだらけのこのデッキは非常に除去が薄く、対応力が低いことから、土地以外なら破壊できるこのカードを増やすことで弱点を補う算段。

生け贄自体が《ザンダーの目覚め》とも好相性で、カラーリング的にも濃いめに取ることに抵抗がありませんし、生け贄にするためのクリーチャーには戦場に出たときに仕事を終えているものを使用することで余計な損失を抑えられるようになっています。

また、今回は手札破壊能力や、布告系除去を内蔵したクリーチャーをメインボードに数多く採用しています。前回までは《管理者》を引き込むためにドロー能力を持ったクリーチャーを序盤の主体にしていたのですが、今回はその必要がなくなった為、すべてのクリーチャーは唱えればカードが引けるのだから、相手に損失を押し付けるカードの方が強かろうと思い、路線変更をしています。

それ以外には、赤の強力なクリーチャー・カードを採用。「ファイレクシアン・狂戦士」や「ドワーフ・クレリック」など、他のカードの隙間を縫うようなタイプ設定で構築を助けているほか、カードとしても非常に強力です。

色を減らしてもパワーに問題がなくなったと判断したので、5色から3色の構築にし、それにより土地のタップインを抑えても色マナを安定させることができましたので、同時に展開速度も向上しました。

以下、サンプルの動き。

幸先よく2ターン目に《管理者》が着地し、
手札破壊を連打しながらカードを引く動きが強力。
更に《目覚め》を着地させ、《蜘蛛》を展開できると盤石。

◆おしまい+サンプルデッキ

今回はここまで。
コンセプトを変更して構築しなおした【動物園の管理者】でした。

今後もヒストリック職工で使えるかもしれない戦術・デッキを模索していきます。職工フォーマットで遊ぶための拠点にDiscordサーバーもあります。よろしければこちらからご参加ください。対戦会もやります。

ご清聴ありがとうございました。
※MTGアリーナにインポートできるサンプルデッキリストを添付しておきます。(英語表記。日本語版でプレイ中でも言語を変えずに使えます。)

じゃあの。

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