ヒストリック職工デッキ探究 ボロス・シンセサイザー#4/Boros Synthesizer#4【Historic Artisan】
職工おじさん、はれのちしとどです。
よろしくお願いします。
◆はじまるよ
今回も、ヒストリック職工(HistoricArtisan)で使えるかもしれない構築や戦術を探すあそびです。
※職工・・・コモンとアンコモンだけで行う60枚構築。たのしい。
デッキの紹介、採用カードについての考え方などを書き残し、イマイチ情報を拾いづらいヒストリック職工環境の改善を目指しています。
では早速ですが、デッキをご覧ください。
今回は通算4回目のアップデートとなる【ボロス・シンセサイザー】です。
「無法者」や「悪事」をテーマとした『サンダー・ジャンクション』によって得られたカードの枚数は【ボロス・シンセサイザー】にとっては微々たるものでしたが、その数枚でこのデッキにできることは大きく増えることになりました。
◆テーマとなるカード
『サンダー・ジャンクション』により得られたデッキのキーパーツこそが、《養育するピクシー》です。プレビューシーズンからその働きには期待していました。
戦場に出たときにパーマネントを手札に戻せる1マナの飛行生物ということで、「Pauper」における《きらめく鷹》のポジションを担えるカードではありますが、
《きらめく鷹》とは違って、
・アーティファクト以外を手札に戻せる。
・何かを手札に戻さなくても1/1/1・飛行として戦場に残れる。
と、言った点であちらより優れます。
戦場に出たときにサイズが1/1であるタイミングがあるせいで、そこで若干の隙を晒すおそれがありますが、概ね2種類目の《コーの空漁師》だと思って問題ありません。要するに、出たときにカード・アドバンテージを稼げるパワー2の飛行アタッカーとしての運用を想定しています。
《空漁師》と比べると、土地やフェアリーを手札に戻せないところが柔軟性に欠けますが、その用途で使うことはあまりないので問題にはならないでしょう。
◆その他のカードについて
《スレイベンの検査官》《ひよっこ捜査員》
同型でほぼ同じ役割を担う2種類。
今回は4枚ずつ、8枚採用しました。
《ピクシー》と合わせて1マナ域のクリーチャーを12枚体制にすることでデッキを高速化する狙いもあり、同時に採用した《門道急行の事件》の解明完了を促します。
《コーの空漁師》《黎明運びのクレリック》《逆棘の叩拳》
2マナ域のクリーチャー枠である3種類。
デッキの軽量化に伴い《道の探求者》が抜けましたが、代わりに手札に戻すメリットのある《逆棘の叩拳》を2枚加えました。
《実験統合機》《レンバス》
手札に戻してアドバンテージ源となるアーティファクト2種類。
割と「ヒストリック職工」の環境も高速化してきている気がしますので、「Pauper」にならって今回は《胆液の水源》からライフの回復ができる《レンバス》に変更しました。
《電圧のうねり》《稲妻のらせん》
クリーチャー除去のインスタント2種類。
《感電破》などの強力な呪文が実装されていないMTGアリーナにおいては、プレイヤーに飛ばせないとは言え、1マナで4点のダメージが出る《電圧のうねり》は貴重。
本体火力にもなり、ライフ回復でダメージレースを有利にする《稲妻のらせん》も、デッキに赤白カラーを選択する大きなメリットです。
《門道急行の事件》《間に合わせの砲弾》
《養育するピクシー》の加入でエンチャントを戻す手段が増えましたので、試験的に《門道急行の事件》を採用しました。手札に戻して再利用できるクリーチャー除去として機能しますし、解明完了することで迅速に相手のライフを詰める手段を獲得できます。
2枚目以降が仕事をしない《間に合わせの砲弾》はいつも通り1枚です。
土地です。前回同様の2色均等で22枚。
《間に合わせの砲弾》で生け贄にできる《錆付き谷の橋》を4枚。ライフを回復できる《風に削られた岩山》を4枚に加えて、《コーの空漁師》で使い回してダメージ源になる新規の「砂漠」、《擦り減った絶壁》を2枚採用しています。
相手のライフを詰める手段として有効であれば2色砂漠は枚数を増やしても良さそう。
※表示バグが修正されるまでサイドボードは省きます。
◆おしまい+サンプルデッキ
今回はここまで。
『サンダー・ジャンクション』より《養育するピクシー》を得たことで躍進が期待される【ボロス・シンセサイザー】でした。
今後もヒストリック職工で使えるかもしれない戦術・デッキを模索していきます。職工フォーマットで遊ぶための拠点にDiscordサーバーもあります。よろしければご参加ください。対戦会もやります。
ご清聴ありがとうございました。
※MTGアリーナにインポートできるサンプルデッキリストを添付しておきます。(英語)