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ヒストリック職工デッキ探究 ラトスタイン・ルート/Rutstein Roots【Historic Artisan】
職工おじさん、はれのちしとどです。
よろしくお願いします。
※本記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。
題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。
©Wizards of the Coast LLC.
◆はじまるよ
今回も、ヒストリック職工(HistoricArtisan)で使えるかもしれない構築や戦術を探すあそびです。
※職工・・・コモンとアンコモンだけで行う60枚構築。たのしい。
デッキの紹介、採用カードについての考え方などを書き残し、イマイチ情報を拾いづらいヒストリック職工環境の改善を目指しています。
では早速ですが、デッキをご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1713909068807-FC4dAhPbmy.png?width=1200)
今回は『サンダー・ジャンクション』にて収録された《正直者のラトスタイン》を使用したセルフ切削系墓地利用デッキ。
大量のクリーチャーに加え、これに《陰鬱な根》を組み合わせた持久力と展開力の高さが持ち味です。
◆テーマとなるカード
![](https://assets.st-note.com/img/1713867143379-syKQxiyLsB.png)
改めて、今回軸にするカードの《正直者のラトスタイン》です。
墓地回収系の能力を持つクリーチャーは数あれど、ついでにコストを軽減するのは唯一無二。
序盤は「切削」や「諜報」「サイクリング」で墓地を肥やしつつ、土地が伸びたら一気に回収能力を持つクリーチャーを墓地から連鎖的に展開して盤面を制圧します。
![](https://assets.st-note.com/img/1713867669119-HkPW2Zp5pK.png)
また、クリーチャーが墓地へ激しく出入りするため、《陰湿な根》とは好相性。エンチャントなので墓地に落ちても《ラトスタイン》で回収することはできませんが、他の一部クリーチャーでは対象に選べますので問題ありません。
また、《ラトスタイン》2枚は伝説ルールを利用して、マナが続くかぎり唱えては墓地から自身を回収のループを発生させることができるため、《陰湿な根》と組み合わせると大量の植物・トークンを生成することも可能。終盤のカードが尽きた場面では、このコンボを頼りに戦うこともあると思われます。
◆その他のカードについて
![](https://assets.st-note.com/img/1713868471250-gwxw83LFf6.png?width=1200)
《瓦礫帯の異端者》《アンデッドの執事》《サテュロスの道探し》
序盤の墓地肥やし3種。
土地を入手するための定番である《道探し》に加え、《陰湿な根》と相性の良い能力を持つ2種類を採用しました。特に《アンデッドの執事》は「自身が追放されること」+「墓地のクリーチャーを手札に戻すこと」で《陰湿な根》が2回誘発するので強力です。
![](https://assets.st-note.com/img/1713868716806-cQCWaTgnqh.png)
《ハナグマのあさり屋》《永久の証人》
墓地回収系クリーチャー2種類。どちらも土地やエンチャントなどのクリーチャー以外のパーマネントも回収できるので保険として採用。
《永久の証人》は、「永遠」能力を使うことで自発的に墓地から離れることができるため《陰鬱な根》の誘発にも一役買いますし、植物・トークンがマナを生むことを利用して「永遠」能力の重めのマナコストを支払うことが現実的になるなど、相互に補完する関係性になっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1713883726443-14yA5lsbEc.png)
《忍耐強く企む者、ゴラム》
墓地から能力で自身を手札に戻せるほか、《瓦礫帯の異端者》や《アンデッドの執事》を生け贄にすることも目的。基本的には《陰鬱な根》を動かすためのカードですが、状況によっては繰り返し「指輪の誘惑」を得て、手札交換やブロック回避で突破口を開くことも可能。
![](https://assets.st-note.com/img/1713884000230-ITvgKvcb6v.png)
《空漁師の蜘蛛》
メインボード唯一の除去。クリーチャーを生け贄にしたい&パーマネントである万能除去が欲しい、という欲求をすべて満たせるので4枚です。
墓地からの回収も容易なデッキなので、仮に戦場でやられたとしてもライフ回復能力を適用するかは状況次第。再度回収して戦線復帰させた方が強いことも多々あります。
![](https://assets.st-note.com/img/1713884701703-pJOQxEL6rv.png)
《カザド=ドゥームのトロール》《気前のよいエント》
土地サイクリング枠。クリーチャーとして回収できることが利点になるので、2種類8枚をフルに採用しています。
《ラトスタイン》の能力のおかげで本来よりも軽い5マナでの運用が可能ですので、早い段階から回収しては戦場に展開し、クリーチャーとしても活躍してくれます。
![](https://assets.st-note.com/img/1713885030254-gsjPU9FUFJ.png?width=1200)
土地です。「サイクリング」の枠を多めに採っているので、かなり少なめの18枚。ギリギリ回ります。不安であれば《ゴラム》辺りを抜いて20枚前後にすることも考えていいかも。
◆サイドボードについて
![](https://assets.st-note.com/img/1713909189337-ul1sPVOZoY.png)
あくまで「落魄」を意識して全ての対策をパーマネントで行おうとしている以外は、特に変わったことはしていません。
このデッキはとにかく墓地対策、特にクリーチャーが墓地に置かれることすら許さない《エレヒの石》が苦手ですので、これに対処できるカードは多めに採用しています。
置かれる前に手札から《大洞窟のコウモリ》で追放、置かれた後は《機能不全ダニ》や《古き神々への拘束》での除去を狙います。特に《古き神々への拘束》はクリーチャーでないパーマネントなので《エレヒの石》の常在型能力では追放されず、隙を見て《永久の証人》で回収することができれば状況の立て直しを計れます。
◆おしまい+サンプルデッキ
今回はここまで。
『サンダー・ジャンクション』の新カード《正直者のラトスタイン》を使用したセルフ切削系墓地利用デッキ、【ラトスタイン・ルート】でした。
今後もヒストリック職工で使えるかもしれない戦術・デッキを模索していきます。職工フォーマットで遊ぶための拠点にDiscordサーバーもあります。よろしければご参加ください。対戦会もやります。
ご清聴ありがとうございました。
※MTGアリーナにインポートできるサンプルデッキリストを添付しておきます。(英語)
![](https://assets.st-note.com/img/1713885458283-KMMEPwJ0hK.png?width=1200)