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言葉に触れたくて

こんばんは。
真夜中乙女戦争を観てからFさんの言葉に触れたくてずっとFさんの作品を読み返しています。

このご時世で人に会えなくて(一人暮らし)誰かと一緒にいたい私は言葉でもいいから温もりがほしいんだろうなぁと思っていて。

だから好きな小説とかエッセイを読んでいて、最近は音楽ではなくてラジオを聞いています。


今日は私の好きなFさんの好きな言葉を紹介させてください。


20代で得た知見

こちらの作品は2020年9月に出版されたものです。コロナ禍の中だったのでコロナでなかったら書かれていなかったものもあるのかなと思いました。

まずは私が一番好きな項。

【130.二十五、二十六】
ごめんなさい。
大事にしてくれる人より、大事にしてくれない人の方が好きなんです。
得たものより失ったものを数える方が性に合ってるんです。
付き合っている人より付き合ってない人に会いたいんです。
いまさら終わらせるにはもう終わりすぎてるんです。

このページを読んだときに、心の中がすんってなって。なんだろう、すごく心に響いたというか安心したというか同じ気持ちの人がいて良かったというか。
大事にされたことはないけど好きになる人はいつも周りからやめときなって言われる人なんですよね。だから1行目の言葉がすごく響きました。


次は自分を肯定してもらえたというか自分の生き方はこれでいいのかもなと思えた項です。

【144.ありえないハッピーエンドより、最高のメリーバッドエンドを】
〜前略〜
意味は「人によっては最悪な結末に見えるが、人によっては最高に幸福な結末にも見える物語」。
〜中略〜
ハッピーエンドな人生を目指せればそれでよい。バッドエンドを目指したい人間など、そうそういない。が、私はメリーバッドエンドな人生であってもいいんじゃないかと思っている。本人が幸福でありさえすれば、それでよい。一握りの、分かる人にだけ分かれば、それでよいと思うことがあります。

映画や小説は基本ハッピーエンドで終わるけど、ハッピーエンドで終わらない作品の方が私は好きです。

世界一キライなあなたにという洋画があるのですが、この映画が好きで。ハッピーエンドで終わらないけど素敵な気持ちで観終えました。

花束みたいな恋をしたもハッピーエンドで終わるかと思ったらそんなことはなくて。みんな観終わったあと色々な感想を述べてたけど、この年齢(20代半ば)で彼氏がいない私からしたら、別に学生時代から付き合ってるからと言って絶対結婚するわけじゃないもんね!独り身でも問題ないじゃんね!って救われた気がして幸せな気持ちで観終えました。

昼顔(映画)は何回も観ちゃうくらい本当に好きで。誰も幸せにならないし、何も悪いことしてない人が最後悪者で終わってしまうし結末は結構ひどいです。ただ何かを惹きつけるものがあって昼顔は好きです。(もちろん不倫も浮気はしないし興味はないです)


話が少しずれましたが最後に。
もっともっと好きな言葉があるのですがあまりここに書くのはよくないかなと思うのでこれだけは。

【150.銀座線、祈り、アナログ・ロマンチック】
どんなになにかがデジタル化しようが、時代は今も昔もずっと、本人に直接伝えるのが最高の幸せのように思います。

コロナ禍だからこそすごく胸に響く言葉です。

直接会って話すのが一番。
会いたい人に会って美味しいご飯食べながら楽しくお話ししたいです。


みなさん会いたい人には会えていますか??

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