飲食テック業界随一のグローバル企業!国内外26ヵ国・地域で急成長を続ける【株式会社TableCheck】
最終更新日:2024/4/1
当noteでは、各企業のビジネスモデルを分析しています。
また、取締役会のスキルマトリクスを分析し、コーポレートガバナンスコードに沿った経営の実践度を確認しています。
セレクションアンドバリエーションでは、さらなる事業価値増大に向け、特に中堅規模の上場企業におけるスキルマトリクスのあるべき姿を提言し、現経営層のさらなる活躍、そして次世代経営層育成に向けたボードサクセッションの仕組みの導入を支援しています。
資金調達額の推移
累計調達額は10.65億円
有名個人投資家からも資金調達を行っており、市場の注目度が高いことがわかる。
企業概要
事業概要
消費者向けに飲食店の予約システム、飲食店向けに予約顧客管理システムを提供している。
ビジネスモデルの図解
事業における強み
他社のサービスと比べて非常に高機能であり、利用満足度No.1である。
【強みの要因】
▼予約、顧客管理台帳やPOS連携などの基本機能が揃っている
▼業界トップの18か国語対応可能
▼販管費の最適化をサポート
▼追加費用などが掛からず、全て月額料金のみで利用可能
▼業界唯一のドタキャン対策
▼予約の取りこぼし防止
想定用途・市場規模
【想定用途】
・飲食店向け飲食店予約サービス
・飲食店向け予約、顧客管理システム
・飲食店向けデータ分析ツール
【市場規模の推定】
外食市場:3兆9208億円
中食市場:1兆2285億円
外食店の事前予約割合:27.1%
※2019年度外食&中食動向参照(HOT PEPPERグルメ外食総研)
国内市場:1兆3955億円(2019年)であると推定
5兆1493憶(外食・中食合計)×27.1%=1兆3955億円
【市場全体のトレンド】
最近はコロナウイルスの影響もあり、送客手数料や月額掲載料の高いグルメサイトから予約管理システムへの移行が増加傾向にある。
しかし、予約管理システムには競合が多いため、非接触決済システムや顧客情報の管理の質の高さを打ち出すことで差別化すること重要となる。
【ベンチマークとなる企業】
トレタ
EPARK
エビソル
イデアレコード
マネタイズに関して
【事業全体の収益性に関して】
事業内容 BtoB、BtoC
予約・顧客管理システムを飲食店に提供。(toB、収益源)
消費者へ向けて飲食店の検索・予約サイトを提供(toC、収益なし)
【キャッシュポイントの額と頻度】
初期費用:40,000円~
月額料金:13,000円~
(料金は~30席、31席~100席、101席~と席数で異なる。)
【固定費】
人件費、貸借料、(ぐるなびなどグルメサイトとの提携費?)
【変動費】
広告宣伝費
経営層
代表取締役社長CEO:谷口 優
取締役CTO:ジョン・シールズ
スキルマトリクス
⇒取締役の多様性においてグローバルを意識していると考えられる。
シニアマネジメント層にもグローバルに活躍し、スキルを身につけた社員が多数在籍しており、企業成長に比重が置かれていると感じた。
グローバルに事業を進めていきたいという思いが伝わる。
MISSION・VISION
MISSION
世界中のレストランとカスタマーの最良の架け橋になる
VISION
私たちは常に新たな価値を創造しさらなる最高のレストラン体験を思い描くと共に、その実現のためにたゆみない挑戦を続けていきます。
HOSPITALITY
レストランに携わるすべての人に一生心に刻まれるレストラン体験を届けるべく、思いやりをもってとことん食の喜びを追求します。
INTEGRITY(真摯)
私たちは、いかなる挑戦や行動にも透明性と信頼性を担保し、確固たる責任の元に行動します。
BORDERLESS(ボーダレス)
私たちは、世界中のレストランと世界中のダイナーをシームレスに繋ぐ「国境なきプロフェッショナル集団」です。
TOGETHERNESS(フェア)
私たちは常に中立です。レストランとダイナーのより良い調和をはぐくむワンストップな食プラットフォームを提供します。
人事制度設計
【採用】
・新卒採用:無
・中途採用:有
・媒体 :自社HP
・採用職種:デベロッパー(エンジニア)、労務、ITマネージャー、経理マネージャー、シニアアカウント、営業、CRM・サポート、マーケティング
インターン生による考察
人事制度等の情報開示が少ないことから推測が困難であったが、中途採用要項や経営陣の多国籍比重から企業の風土としては外資系の実力主義に近いと推測する。
事業に関してはドタキャン防止や業界トップの多言語展開など既存企業には見られない取り組みを行っており、レッドオーシャンとなりつつある予約管理システム市場において、高価格帯で優れた機能という新しい立ち位置で今後も伸び続けると感じている。また、飲食店のIT戦略に関するセミナーなどを行っているので、今後は予約予約管理システム導入後、販管費やIT活用のコンサルティングなどが事業に追加されていくと考える。
※この記事は弊社長期インターン生が分析、編集しました。
※スキルマトリックスの基準が違えばご連絡ください。
調査担当:YUN
さいごに
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【免責事項】
本調査は弊社長期インターン生により作成されています。また、本調査は、現在弊社が入手し得る資料及び情報に基づいて作成したものですが、弊社は、その資料及び情報に関する信憑性、正確さを独自に確認しておりません。本資料において一定の仮定を用いた試算を行っている場合、その試算結果は仮定に基づいた概算であるため、別途詳細な検討が必要です。