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ルール作りの新しい一歩 - 文字が結ぶ親子の約束
はじめに
子育ての中で、最も難しい課題の一つが家庭のルール作り。特に、デジタル時代の今、メディアとの付き合い方に悩む親は少なくありません。私たち家族も、その渦中にいました。今回は、わが家で実践した「ルールの文字化」という取り組みについて、その経緯と効果をお伝えします。
危機感から生まれた決断
崩れゆく日常
長男(11歳)の反抗期真っ只中、次男(8歳)は「お兄ちゃんばかり」という不公平感を抱えていました。特に深刻だったのは、夜9時以降のメディア利用。YouTubeを見ながらゲームをする、という"ながら利用"も常態化。注意しても一時的な効果しかなく、その場しのぎの対応に限界を感じていました。
転機となった帰省
妻の両親の帰国に合わせて、家族で空港まで見送りに行きました。帰り道の車中、普段は言えない本音が自然と溢れ出しました。妻からの子どもたちへの不満を機にしっかりと二人で話し、子どもたちとも話し合いました。
文字化がもたらした変化
具体的な約束事
単なる口約束ではなく、以下のようなルールを文字に起こしました:
メディア利用の明確化
平日:地上波・録画番組のみ(21時まで)
休日:ゲーム・YouTube(時間を決めて交代制)
パソコンは親が預かり、必要な時のみ使用
生活習慣の改善
朝の薬は自己管理
宿題は帰宅後すぐに取り組む
9時以降は全てのメディアを使用禁止
予想以上の効果
文字化することで、曖昧だった約束が具体的になり、子どもたち自身が主体的にルールを守るようになりました。特に効果的だったのは、ルールを冷蔵庫に貼り出したこと。視覚的な存在感が、家族全員の意識改革につながりました。
親としての覚悟
一貫性の重要性
ルールを作るのは簡単ですが、維持するのは困難です。特に、疲れている時や忙しい時こそ、親の覚悟が試されます。私たちは、以下の点を心に決めました:
例外を作らない
言い訳を受け入れない
褒めるポイントを見つける
子どもの変化を認める
成長を支える姿勢
ルールは決して縛るためのものではありません。子どもたちの健全な成長を支えるための「愛のガードレール」として機能させることが重要です。
これからの展望,未来日記
子どもたちとの会話が増え、朝の準備もスムーズになりました。もちろん、完璧ではありません。でも、一歩一歩、理想の家族像に近づいていると実感しています。
おわりに
「文字にする」という小さな一歩が、私たち家族に大きな変化をもたらしました。同じような悩みを抱える方々の参考になれば幸いです。大切なのは、あきらめないこと。そして、子どもたちと共に成長していく覚悟を持つことではないでしょうか。
40代からの人生を変える15の習慣: 仕事、家族、自己実現の調和を目指して
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