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小橋賢児『セカンドID』(ブツブツ呟くゾウのしるし本)書評

この本を読み終わったら、急に散歩がしたくなり近所をぶらぶらと歩いている途中ふと『空』を見上げると何だか世界の広さを感じました。海外に行って雄大な景色を見た時に感じる様な気持ちに似ているのかもしれません。

この本は読みたいなと思った時にしるし入れたもらったら面白いんじゃないかと思い、ブツブツ呟くゾウさんにリクエストしてしるし本にしてもらいました。

ブツゾウさんの書評はこちら↓

本には色んな意味があると思うのですが、私はこの本を読むことで『小橋賢児』という人間の人生を(本当に極々僅かですが)疑似体験出来た様な気持ちでした。著者は直感を信じ行動してきた。その行動を自分も出来るのではないだろうか?そんな事を感じられた一冊だ。

小橋さんと言えば、当時大変人気の役者さんで特に「ちゅらさん」が好きでよく見ていました。テレビでよく見ていた事もあり感情移入しやすかったのだと思います。

そして、ブツゾウさんのしるしがとてもいい味を出している。

文通をしているような、会話をしながら一緒に旅をしているような、本の中にぐっと引き込ませてくれる。その一言一言にブツゾウさんらしい言葉と『永山くん』の言葉が絶妙に折り重なっている。

本書は著者の今までの挑戦・挫折・失敗・成功・苦悩その繰り返しが記されており、その時々でのブツゾウさんの意見や感じた事を知ることが出来るのが非常に面白い。共感出来る部分もあれば、全く違う感想を持つこともあった。

本を読んでもなかなかそれを他者と共有することはない、しかしこのしるしが入っただけでそれが一変する。

本の中にぐっと引き込まれたからこそ、その後見た『空』に感動出来たのだろう。


ブツブツ呟くゾウさん、永山くん素敵なしるし本をありがとう。



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