成長する人しない人
役割上、チームメンバーを始めとして、「人の成長を支援するためにどうしたら良いか」ということを考えることが多いのですが、そもそも成長する人としない人の差って何なんだろうか、成長するために必要なことって何なんだろうか、成長を早くするためにはどうすると良いのかということを考えていたので、今日はそのことについて書きたいと思います。
一番大事なのは多分、危機感
成長を促進させるうえで、おそらく最も大事なものは危機感なのではないかと思います。
まず大前提、成長するためには何か行動を変えなければいけません。
新しいことを始めたときは、まず一通りそれを覚えなければならないので、同じ行動を続けることで覚えて習得していくため、同じことの繰り返しでも良いかもしれませんが、スタートしてからしばらく経っていることに関しては今までと同じサイクルで同じ行動を続けていても多分変わることはできないのではないかと思います。
繰り返すことで癖になってしまうことも多く、成果を出すことを阻んでいる要素があったとしても見つけにくくなってしまいますし、日々の仕事の中で成果から逆算して考えて行動を変えるということは案外難しいものです。
続けていることをやめるというのは結構難しいと思います。
慣性の法則のように、変わらずに続けたり何もしなかったりするほうが楽です。
(変化を起こすことが苦手な人も多いのではないかと思います。)
行動を変えなければいけませんが普通にしていたら難しいことなので、行動を変えるための動機が重要です。
それが危機感です。
1on1をしていたり、普段のメンバーの日報を見たりしていても思うのですが、文面や言動及び行動から危機感を感じているかどうかは結構わかります。
本当に危機感を感じている人は、1on1で話したあとすぐ行動が変わりますし、日報ではすでに行動を変えて終わったあともしくは行動した結果の進捗の報告がなされています。
反対に危機感を感じていない人は、1on1で話したあともすぐ行動に移していないですし、日報でも行動の前の段階(例えば「こうしようと思います」といった内容)で止まっているように見えますし、アクションが具体化されていないケースも多いかと思います。
では危機感はどうしたら醸成できるのか、ということなのですが、目標までのギャップに対して「圧倒的当事者意識」を持てているどうかということに尽きると思います。
自分の目標だから圧倒的当事者意識を持てて当然なのでは?と思うかもしれませんが、どこか受け身になってしまっているケースもあると思います。
受け身になる理由としては、目標を達成することが自分にどういう影響を与えるかということについての解像度が低かったり、そもそも目標までの道筋を描けておらず目標まで走れるイメージが付いていなかったり、色々あると思います。
大事なのは、まず受け身であることを自覚することなので、誰かと壁打ちしたりして、自分を客観視する機会を作ってみると良いかもしれません。
素直さ
その次に大事なことは素直さです。
先ほど書いたことにも紐付きますが、フィードバックしてもらったことを即やれる人はすぐ成長します。
即やれる人はフィードバックする側としてもとても気持ちが良いので、どんどんフィードバックしたくなります。
結果フィードバックをもらいまくるので、どんどん成長していきます。
即やれない人は、反対の循環が起こります。
フィードバックする側は改善されていないことを見ていますので追加のフィードバックをしないはずです。
(たくさんフィードバックしてもキャパオーバーしてしまうかなと思うので、その人のためを思って追加のフィードバックをしないということは大いにあり得ます。)
自分で自分の課題に気づいて改善できる人って結構少ないと思うんです。
ちなみに私も全然できません。
そのため周りからフィードバックをもらって課題に気づいて改善していく必要があります。
したがって、フィードバックをもらって素直に行動することは成長するうえで重要になってきますね。
(素直さに関しても、圧倒的当事者意識があれば解決する問題のような気がしてきました)
質を重視するために量やる
成長するためには一定の数をこなすことも時には重要だと思います。
ただ数をこなすのでは意味がありませんが、 質を上げていくために課題意識を持って数をこなせば、PDCAサイクルをたくさん回せるので、質が向上していきます。
数をやることのメリットとしてもう一つあって、自分の限界を突破できるということもあります。
自分のキャパシティを超えそうなときに、初めて様々な工夫が生まれますし、そこで踏ん張るからこそ一回り大きくなれたりします。
もう令和なのでこういう考えは古いかもしれませんが(笑)、一部の天才以外は量やらないといけないのではないかなと未だに思ってしまいます。
私としてはSTAGEのメンバーの成長を支援したいと思っていますし、転職をきっかけとして皆さんの成長も支援したいと思っているので、何か思うことがあったらいつでも相談していただきたいなと思っています。
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