安定感のなかった私が少しずつ安定感を養った話。
私は過去にかなり「安定感」に欠けている時期があって、周囲の方からたくさん指摘をもらっていました。
今も他の方から見たときにはまだまだ未熟な側面も多々あるとは思うのですが、以前の自分に比べたら進歩した部分も少しだけあるような気がしています。
そこで「安定感がなかった私がどう改善を試みたか」ということについて今日は書いてみたいと思います。
安定感について課題がある方の力になれればと思います。
そもそも安定感とはなにか
そもそも「安定感がある」とはどういう状態を指すのでしょうか。
もちろん、これには正解があるわけではないと思っていて、私がこれまで仕事してきた中での、私なりのこれではないか、と思う部分の話になるのですが、わかりやすいのは「逆の安定していない状態=不安定な状態」を思い浮かべるとことなのかなと思っています。
例えば、
すごくやる気がある時もあればない時もある
プライベートの状況によって仕事へのモチベーションが上下する
相手との相性によって好き嫌いや得意不得意が出てしまい人間関係にムラがある
表では良い返事や顔をしているのに、裏で若手に愚痴を言ってしまう
どれも仕事における安定感がない状態と言えるのかなと思います。
その意味からすると、「仕事に相対する姿勢や気持ちにおいて、環境や自身の状況に関係なく、あまり上下がない状態」を、安定感があると言えそうです。
私は以前、プライベートでも色々とありまして(苦笑)、かなり安定感がなかった時期があったというわけです。
そんな私が(今もまだ修行中の身ではありますが)、安定感を養うために本当に色々なことを試しました。
波で捉える
まずやったことは、「波で捉える」ということです。
日々の些細な変化や自分の体調、メンタル、パフォーマンスなど、全てを波で捉えるようにしています。
良いことも悪いこともそうでないことも全部ひっくるめて、です。
私は「安定感がある」というのは、その好調不調の波を乗りこなすことなのではないかと思っています。
以前私が安定感がかなりなかった時期は、「波で捉える」ということができていませんでした。
「安定感があるのはすごい人で、自分はその能力ない人。」
そんな風に思っていました。
でも一見安定感のあるように見える人でも、多分人生いろいろあるわけで、今は穏やかでもまた突然大波が来るかも知れないし、日常的な多少のゆらぎはあって当然だと思うんですね。
波だと捉えると、安定感が何か一つのことに対しての絶対的な能力ではなくて、変化(波)を察知して対応する力であることをより意識できます。
「今、どんな状態か」を認識する
変化を波で捉えられるようになったとして、その上で大事だと思うのは、「今自分がどういう状態か」を認識することです。
次の手順で自分の状態を【正確に】認識する努力をしました。
①自分がどういう状態なのか
【ポジティブ系】嬉しい/楽しい/ワクワクしてる/感謝/面白い …
【ネガティブ系】もやもやしてる/いらいらしてる/ショック/悲しい/悔しい/嫉妬している …
②それは何に対して思っているのか
上司、部下、同僚、家族、パートナー、友達、取引先 …
③なぜそうなったか
仕事でミスをした/仕事で成果が出ない/寝不足/空腹/パートナーとの喧嘩 …
重要なのは曖昧にせずにはっきりと自分の状態を認識することです。
上記でいうと①が特に大事だと思っています。
例えばイライラの波がきたときに瞬時に「あ、私今イライラした」と認識することができるか、ということです。(心のなかでつぶやく感じ)
なぜ重要かというと、認識した瞬間に波が少し落ち着くからです。
認識するだけで落ち着いていくので不思議なのですが、これが多分、「冷静になる」ということなんだと思ってます。
私はこれができなかったのでめちゃくちゃ訓練しました。
具体的には自分の感情をめちゃくちゃメモるというのをやりました(地道)
私はポジティブな波は認識しやすいタイプなので、ネガティブな波がきたときに自分の感情をメモ用紙に書く、というのをやりました。
何かで手書きがいいと見た気がしたので手書きでやりました。
しばらくの間、ネガティブの波が来たときに書くようにしていたら、書かなくても認識できるようになりました。
マズローの欲求段階説の下の方がちゃんと満たされているか?
先程の①が出来るようになると、大方の波を乗りこなせるようになると思うのですが、③のなぜそうなったかの部分を間違って認識してしまうと、対処法を誤ってしまいます。
そこで私はいつもネガティブな波の原因を確認するときに、マズローの欲求段階説の、特に生理的欲求が満たされているか?というのを確認するようにしました。
その結果、寝不足により大方の波が解決することに気づきました(灯台下暗し)
下の欲求を満たさなければ、上の欲求には到達できないと、マズローさんも言っているので、まずはちゃんとやることやれているかを確認するのがおすすめです。
大小様々な対処法を用意する
紙に書き出したり、自分の状態を認識しても波に飲まれそうなときのために、大小様々な対処法を用意するのがおすすめです。
私の場合だと、サウナにいく、お笑いを見る、激辛料理を食べる、家で一人飲みする、筋トレする、誰かと話す、家族に電話する、自然に囲まれに行く、弾丸旅行、などがあります。
波の大きさに合わせて対処したり、どんな場面でも実行できるといいので、大小様々な種類で、出来る限り多く持っておくのがおすすめです。
それでもだめなら適度に何かのせいにする
もし上記を色々実践しても自分の調子が出ず安定感を失いそうであれば、適度になにかのせいにしたりもします。
「わ、今日低気圧だから調子でないわ」とか「満月が近いから調子出ないわ」とかそういうものです。
そうやって開き直ると不思議と元気が出ることもありました。
安定感が保てない方は過度に自分を責めてしまう人も多い気がしたので、これも結構おすすめです。
安定感を身に着けたい方。
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