アニメ映画トップ10
今回は大人でも楽しめる、大人になったからこそ面白い、そんな極私的アニメ作品を紹介します。
ベルヴィル・ランデブー
癖があるのが癖になる。セリフ無しの上品なフランス産。行方不明になった孫を探す、おばあちゃんの愛が千里を駆けるストーリーです。ほのぼのとしたスラップスティック調で万人が楽しめます。
AKIRA
2020年東京オリンピックへ向けた破壊と再生。もはや言うまでもない伝説の作品。説明不要。
MINDGAME
湯浅政明の世紀の傑作。曼荼羅かつ万華鏡。お笑い芸人を声優に抜擢しての独特のグルーヴ感。神話的ハチャメチャさも一見の価値あり!
時をかける少女
青春巻き戻し、できないけど、できたらいいな! でもしない!故大林信彦監督の名作をアニメでリメイク。甘酸っぱい恋心。忘れかけていたピュアな気持ちを思い出させてくれます。
キリクと魔女
影絵のような手法でアフリカの魔術的世界を描く。音楽もイイ。アニメーションだけが発揮できるプリミディヴな息吹に陶然をさせられます。ユッス―・ンドゥールが音楽に参加。
くもりときどきミートボール
異常気象もココまで来るとハッピーです。日本的なアニメではない、いい意味でぶっ飛んだ発想という気がする。冴えないおたくの発明が街を難局へ引きずり込む。フリントのやらかしにフリントが始末をつけるぞ!
のび太と鉄人兵団
少年の夢。裏山で自作ロボット。僕が観たのは旧アニメ版ですが、あたらしいバージョンもあるようですね。ドラえもんの初期長編映画シリーズではこれが一番好き。
天空の城ラピュタ
ヒロインの本名は長くて難しいが、破滅の呪文は超シンプル!
ウェイキング・ライフ
哲学的サイケデリック。のちのミッドナイト・ゴスペルにつながる世界観。実写をもとにしたロトスコープという手法が使われている。イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー、スティーヴン・ソダーバーグ、アダム・ゴールドバーグなどが自身の役として出演しており、その声を聴くだけでも価値あり。
うる星やつら2・ビューティフルドリーマー
永遠に文化祭なんてダメよ、ダメダメ。押井守の円環的悪夢はここからはじまった! 知らないけど。ループものとしてはかなり先駆けの作品なのではないでしょうか。随分遅れて観たのだが、なるほどレジェンドとなる作品だなと納得。終わりのない祝祭をどうぞ。