13.手書き勉強法(心理) ~フェーズ1:3冊学習~
前回はマインドセットのお話でした。
今回は実際的な勉強法(心理編)を書きます。
KALS本(赤)の受け売りではありますが
私の場合、KALS+他2冊の参考書を用意して「3冊学習」を行いました。
正確には、KALSをベースにしてわからない用語や深堀したい用語を自分の心理書籍集から探し出し、該当する用語が書かれている本を2冊選んでまとめました。
※KALSおよび今回記載する書籍が必ずしもすべての人に最適なわけではないので、一つの選択肢としてご参考ください。(本noteで基本的にURLを貼らないのはそういう理由です。。)
以下の書籍を使用しました。
<基礎心理学用>
・KALS(赤、緑)※ベース
・有斐閣 心理学
・東京大学出版会 心理学第5版補訂
・ヒルガードの心理学第15版
・通信大学で送付された教科書類
<臨床心理学用>
・KALS(青)※ベース
・培風館 心理臨床大事典
・有斐閣 臨床心理学
・ミネルヴァ よくわかる臨床心理学
用語によって掲載されていないものもあるので
用語ごとに書籍を使い分けました。
例)
「系列位置効果」
・KALS(赤)
・有斐閣 心理学
・東京大学出版会 心理学第5版補訂
「対象関係論」
・KALS(赤)
・有斐閣 臨床心理学
・ミネルヴァ よくわかる臨床心理学
「重回帰分析」
・KALS(緑)
・通信教科書
・市販の統計学書籍
「臨床事例問題系」
・KALS(青)
・培風館 心理臨床大事典
・通信教科書
という感じで、あくまでもKALSをベースにしました。
具体的にどのようにまとめていったかというと、
・用語一つにつきルーズリーフの新規ページを作成
・KALS+他2冊に共通して書かれている内容を「必須事項」として箇条書きでルーズリーフに整理
・KALSには書かれていないが他2冊に書かれている内容を「補足事項」としてルーズリーフに整理
・重要そうな内容には赤ペンを使い、赤シート勉強ができるように工夫
・KALSの論述練習に習い、原稿用紙に論述練習を行う
・翌日に赤シート勉強と論述練習を再度行い、記憶の定着を目指す
これを繰り返してKALSの100用語を勉強していきました。
残念ながら100用語を終えた後には最初の1用語目なんかキレイさっぱり忘れてしまっているので、2周目、3周目と繰り返しました(周回時は赤シート勉強+論述練習のみ)
要は「インプット(ルーズリーフにまとめる)+アウトプット(論述練習)」を行いました。
やってみて初めてわかりましたが、頭では理解しているように思えてもなかなか上手くアウトプットができないことが多いです。
院試では基本的に200字や600字等のアウトプットが求められるので、
「頭ではわかっている」が通用しません(泣)
インプットはほどほどにしてアウトプットに勉強のウェイトを置いたほうがよさそうです。
KALS(青)の30用語に関しても基本的には同じ流れで勉強を行いましたが、
こちらの実践編では600字の論述となるため、3冊学習はほどほどにKALS(青)の内容をベースにインプットし、アウトプットを5~6周ほど行いました。
今回は以上です。
KALS(青)のアウトプットをしているときが個人的に一番苦しくて
何度やっても上手くかけなくてとても辛かったです。。。
原稿用紙が山のように積み上がりストレスがひどかったですが、
院試直前は積み上げた原稿用紙を見て良い意味で腹が決まりました。
ちなみにプリンタをお持ちの方は原稿用紙のPDFデータをプリントするのがおすすめです~。
次回はフェーズ2として、「過去問演習」を書きたいと思います。