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爆音バンドから学んだ事

自分が前にやっていたバンドや助っ人(サポート)で参加していたバンドは凄まじい程の爆音バンドでした。


爆音は気持ちいいと思います。
特に一番音デカくしてる人は



そして、自分が所属していたバンドは4年余り何時まで経っても全く中音が作れないバンドでした。


ギターは爆音
ベースはボーボーモコモコ
ドラムはスカスカでバタバタ(これはドラムが悪いのではなくギターが爆音過ぎるのと、ベースとのアンサンブルの問題でしたが...)

ドラムの聞こえる音はもはや金物類のみ、スネアの音は皆無。
ベースも音像が良く分からずどんどん音は上がり、
自分のギターは開始は控えめにするのですが、
結局聞こえないから上げてくれとなるので輪を掛けて爆音に参加するわけです。笑


ギターは立ち位置やアンプの向きとかで解消されたりできる事もあります


エレキギターやエレキベースの様に結構アンプでデカくできるのと違い、
声量がなければ歌い手はある程度の所でハウっちゃうし、
他の音まで拾ってしまい何よりも自分の音が分からずピッチが狂います。
ドラムも身一つで音量を調整してます、ボーカル、ドラムは限界があります。

もはやどんな曲なのか音がデカすぎて分からない状態だったので、自分とボーカルは当時耳栓付けてやっていました。笑


そして普段そんな状況で何が起こるのか?


ライブ本番で練習でいつも聴こえている音、フレーズが聴こえない=合わせ難い


逆に練習でいつも聴こえていない音やフレーズが聴こえている=合わせ難い


スタジオは音が籠るのに対し、ライブハウスは小さいハコでも割とぬけていきますよね。
モニターからの返しも貰いますが他の返しと混ざり合う為によく分からなくなります


結果としてステージ上での音はカオスになるのです、
必ず1曲は訳の分からなくなる事が起こりました


しかしながらライブでの反応はそんな悪くもなく(そうゆうジャンルだったからだと思う 笑)


ある時、普段お世話になっている楽器屋の店長が言っていました


『テクがあっても中音が作れないバンドは何時まで経っても上手くならない』


これは個人としてではなくバンドとして。一人ではない。身に沁みました


・私達はどうしていたのか?

いつも見てみぬふりをしていました。
大事な話をせず、いつも関係の無いくだらない話で馬鹿みたいに盛り上がってました。
月1回か2回の社会人バンドだし皆が楽しければ良いというありきたりの詰まらない考えでその場をまとめられていましたし、自分も意見提案とかそこまで拘る必要もないか、と思ってもいました。(典型的にダメなパターン )

そして徐々にメンバーの不満も募っていき、向かうべき破滅へと向かいます

自分もそんな状態を何とかしたいと代表者へ色々提案しましたが、遅すぎました

最終的には

アイツが悪いだの、ジャンルが合わないだのと他人や何かのせいにして解決しようとします

けして、メンバーの腕が悪いという事はなかったし、寧ろ自分以外のメンバーは上手かったですし知識もありました。
しかし上手いが故に個々に無駄なプライドが出ており、上手く合わせる事に気が付く事が出来ず、自分が上手くできないのはアイツのせい、と何かのせいにして逃げてしまうのです、イイ大人が情けない。
結局自分さえ良ければ良いんでしょ?


・私達に足りなかったものは何か?

それは単純に【普段から自分たちのバンドの事をよく話し合う】事だったと思います。

スタジオ入って無駄なウオーミングアップに何時までもダラダラ時間を掛け、ただ曲だけ通す。
構成やアレンジについて全員で話す事はあったけどバランスや音色についてその場で話し合う事は1回も無かったです。
皆で達成していくといった過程からかけ離れてしまいました。

各自が自分の音はこれでいいんだなと思い、結果としてアンサンブルの悪い爆音バンドがただ無機質に1つ出来上がっただけだったんだろうと

まあ、そんなクソみたいなことも楽しいとは思ってましたが・・・

最初はそれでも良いのかもしれないけど、後々変化を取り入れていく事ができなければダメなんだなと思います

音出ししている以外のところでの代表者や他のメンバーが音楽的な事を良く話していたのは、自分達のバンドの事ではなく、
あのアーティストがどうとか。
音が。
テクが。
あの機材は凄い。
金が幾ら掛かる。
とかばっかでした。個人的に個々に話を振ればバンドの事について真面目に話をするのですが、全員集まるとそういった話はなかなかしない、個々に思っている事感じている事があるのに。
自分も意をけして話を持ち出してみようもんなら、はぐらかされたり、空気読めよみたいに葬式みたいな雰囲気になるのでどうしようもなかったです。

せっかく一緒に出来るメンバーが集まったというのに。

『楽しければイイんだよ』


その言葉で片づけて、スルーして、結局最終的に考え纏まらなくなって楽しめなくなってんじゃん。

くだらん。
結局自己中。
厨二の集まり。

自分の会社も同じ事の繰り返しではいけないって事で、変化していく事を自分たちにさせます。
そうなるたんびに【面倒】といつも思います

でも、ダラダラ感やマンネリ感から外れる為に大事な事なんだろうと思います。

自分の仕事は音楽とは全く関係の無い職種ですが運営していくってところでは何か似ているモノがあるように感じます。

爆音バンドでも上手くやれているバンドは中心人物から纏まりがとれているのかもしれません。

てか当たり前か。
それが出来ないから解散するんだよね。

ワンマンになるのか、ならないのかは代表者の能力次第。
かなり難しい部分。

メンバーはそこに甘えることなく、確実にサポートしなければならない。
代表者任せにして演奏以外何もしないメンバーが多いバンドも潰れます。

大抵の爆音バンドは自分たちの二の舞になると思います。
自分が大切にしているものならば、生きがいなら勇気をもって皆でしっかり話し合いましょう。
真面目な話は全くカッコ悪くありません。
私や他のメンバーの様に目を速けていた事が一番カッコ悪いです。
そんな奴らが見せるライブなんて全くカッコ良くありませんよね。


ま、バンド活動時代のイイ思い出になりましたよ。


纏まり無くなりましたが、音量の調整、音色のバランスを皆んなで詰めていく事は本当に大事だと感じます


ごちゃごちゃ書きました。では、また\m/

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