最近の若者はググらずタグる −インスタから考えるコミュニケーション手段の変化−
こんにちは、hiroです。
私は普段10代後半から20代前半の学生と関わる機会が多いを仕事をしています。先日、Twitterで最近の若者はインスタで検索するというツイートを見つけて、ずっと気になっていました。
私も以前から学生との交流用にインスタはしていて、その盛り上がりっぷりは知っていましたが、こういう視点で考えたことはありません。言われてみれば、確かに学生たちは遊びに行く場所やお店の情報をネットではなく、インスタで調べています。ということで、今日学生に話を聞いてみましたので、まとめてみます。
1、最近の若者のweb事情
①インスタではタグ(#)を複数使用して、ピンポイントで情報を得る
②ググって得られる情報は古いのでほとんど使用しない
③Twitterは暇つぶし、インスタは情報検索手段
④男子と女子でインスタの認識に違いがある
これが、実際に若者に聞いたwebのリアルです。
既にいろいろなところで言われていることですが、ここから分かるのは、効率化とリアルタイム性です。
よく考えてみれば当然のことですが、これだけ流行が変化すれば、常に新しい情報を求めるのは当然です。一方で、流行の多様化も進んでいますので、自分好みをピンポイントで探す、そのためにはブラウザでの検索よりもインスタの方が効率的ということだと思います。
新しい情報を効率的に探す
自分好みをピンポイントで探す
2、なぜインスタなのか?
学生に話を聞いたときに、Twitterでは受動的に情報は得る、インスタでは能動的に情報を得るという風に使い分けているように感じました。Twitterとインスタで1番の違いはRT機能の有無です。インスタでは自分が能動的に情報を得なければ、リアルタイムで流行を追えません。
インスタにはRT機能がない
もう1つは、やはり写真の方が情報のイメージをしやすいということです。最近では、スマホ等のツールの機能向上もあって、写真でのコミュニケーションがスタンダードです。
これは単に情報を得る手段の変化というだけでなく、人のコミュニケーション手段=表現の根本が変化している表れではないかと私は考えています。つまり、コミュニケーションにおける言葉の位置づけの変化、抽象的な表現手段の敬遠があるということです。これについてはもう少し考えて、いずれまとめます。
コミュニケーション手段が言葉から写真に変化している
普段見るだけだったインスタも再開しましたが、Twitterの方が真面目にしているので、良かったらフォローして下さい。あと、うちのかわいいネコ見て下さい!
サポート頂いたお金は何らかの形で子どもたちの教育に使います!