人手不足倒産?ゼロゼロ融資倒産?本当の理由は別にあるのに、なぜストレートに言わないのか?
2024年問題が直撃し「人手不足」関連倒産が急増、建設業は3.5倍に
2024年の倒産件数、11年ぶり大台突破確実か/コロナ禍の手厚い保護「ゼロゼロ融資」の返済ピーク、中小企業に大打撃
このように倒産を報じるニュースが
様々なメディアから報じられています。
目下、経営危機で見通しが立たない!
ゼロゼロ融資をどうやって返済すれば…
とお悩みの経営者も多いことでしょう。
ただ、なぜでしょうか?
私はこれらの記事を見ていて何かモヤモヤするのです。
決してマスコミ批判をしたい訳ではありません。
記事の内容に誇張や誤りはありません。
でも「そこではない!」と感じてしまうのです。
そこで、データの元になっている
帝国バンクの情報を見てみましょう!
情報を見た私の感想としては…
一つは注目の倒産動向から、
PVを集められる文句を集めているな~
という印象があります。
もう一つは、
働き方改革やゼロゼロ融資など、
政策と絡めたストーリーを描きたい
という印象も受けます。
では、忙しい人のために、
内訳をサクッとポイントだけ
絞ってみていきたいと思います。
業種別の倒産は
サービス業、小売業、建築業の順に多い
倒産原因は
「販売不振」を含む「不況型」が8割強
倒産態様は
「破産」を含む「清算型」の倒産が97%超
負債額は
「5,000万円未満」の小規模事業者が6割弱
運送業の倒産件数は過去最多ペース
輸送コストや傭車コストが痛手に
ゼロゼロ融資の返済が困難な企業も
過去最多のペースで発生
人手不足倒産も過去最多ペース
建築業と運送業で半分強を占める
つまり、中小企業が
「販売不振」が主な原因で倒産し、
再生型を選択せず、「清算型」=破産を
選択したいう形です。
細かい要素を見ていくと
建築業や運送業を中心に2024年問題の影響があったり
ゼロゼロ融資の返済の目途が立たないといった
要素もあることでしょう。
しかし、主な原因は「販売不振」なんです。
まず、ここをきちんと伝えた上で、
様々な要因があり、今後増えてくるという内容なら
こんなにモヤモヤしなかったかなと思いました。
今回の結論として、
「一次情報」を自分の目で確認して
「自分の頭で考えて整理」をして情報を
受け取る癖をつけることをお勧めします。
最後まで付き合っていただきありがとうございます。
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