男性の育休取得
男性社員の育休取得が増加しています。
厚生労働省の実施した「令和3年度雇用均等基本調査」 によると、令和3年度の育児休業取得率は、女性は85.1%であるのに対して、男性は13.97%に留まっています。前年の12.65%、前々年の7.48%と比べると取得率は上昇傾向にはありますが、まだ低水準なのが実情といえます。
バリューコマースでも、徐々に男性社員の育休取得が増えており、男性育休取得状況は2021年度実績で63.6%(2021年度)となりました。そこで、バリューコマースの男性の育休取得って実際どうなのだろう?という点を深堀したく、今回は実際に育休を取得されたアフィリエイト本部のH.KさんとM.Kさんに、インタビューしました!
マーケット開発部 H.Kさん
・お子さんの可愛いと思うところ:全部可愛いのですが、強いて言えば最近お風呂の時にシャワーで洗うとすごく笑うところ
・趣味、特技:フリースタイルフットボール
・最近あった楽しかったこと:バク宙がきれいにできるようになってきました
マーケット開発部 M.Kさん
・お子さんの可愛いと思うところ:だれと会ってもいつでも笑顔でいることですかねー!
・趣味、特技:旅行とキャンプ、ダイビング、サッカーなど
特技はフットワークの軽さ
・最近あった楽しかったこと:
スタバでアンケートに答えてトールサイズがなんでも無料になったこと!
(※所属はインタビュー時:2022年6月)
インタビュー
─育休を取得してみて、率直な感想を教えてください
H.Kさん
取って良かったです!!
生まれたての赤ちゃんと過ごす時間は特別で、自分が父親になった実感がありました。休みを1ヵ月取ったが、早めに引継ぎ出来ていたので仕事には全く支障がなかったです。戻ったときはGW明けくらいの気分で復帰が出来ました。トータル、やっぱり取って良かったです!
─何が特別でしたか?
会社の先輩何人かに話を聞くと、奥さんが新生児期の赤ちゃんと里帰りをしていて、この時期の赤ちゃんを知らない人が多かったです。それを聞いて、自分はこの時期に育児休暇を取得して過ごそうと思いました。
新生児期って3時間ごとにミルクをあげたり、オムツを変えたりしないといけない期間で、1番大変で貴重な時期だと思います。
この時期を家族と一緒に過ごせて良かったです。
M.Kさん
同じく、取って良かったです!
新生児期はこの期間しかなくて貴重ですし、里帰りしていて見られないというのはもったいないです。この時期の赤ちゃんと一緒にいれたのは特別でしたね~。
実は、私の妻は助産師なのです。コロナの影響で里帰りできずという背景もあり、一緒に新生児期を乗り越えました。
─奥さんは大変そうでしたか?
M.Kさん
辛そうでした。骨盤を痛めたり、普通の生活を送るのも大変だったりする中、授乳などは大変そうで。お互い支えあわないと、という意識が強まりました。
─出産は立ち会ったのですか?
M.Kさん
立ち会いましたね。分娩は大変そうでしたが、同時に奥さんの普段の仕事(助産師)はこういったことなのか、と実際に見て理解できました。
そこも凄く良い経験でした。
H.Kさん
うちの場合は帝王切開だったので外で待っていましたが、声は聞こえてきて、生まれてすぐ会うことができました。
─育休中大変だったことはありますか?
H.Kさん
睡眠の確保、連続してなかなか寝られないことがこんなに辛いとは思いませんでしたね。妻の母が来てくれて、大人3人でお世話していたのですが、それでも連続して寝られなかったのがキツかったです。
夜赤ちゃんが泣いたときは奥さんと一緒に起きて手伝っていて、声が聞こえてくるので毎回手伝ってしまっており、交代制にすればよかったな、とあとで話していました。1日のリセットがなく3時間おきのルーティーンが永遠に続く・・という日々でしたね。
M.Kさん
これも同じく、睡眠の確保です。3時間ごとに赤ちゃんが起きてしまい、同じ寝室で寝ているのでやることがなくても起きてしまって。
「寝ていてもいいよ」と奥さんから言ってもらえたのですが、それでも寝ているのが申し訳なくて。オムツの変え方など大変でしたが、それは少ししたら慣れたので睡眠が一番大変でした。
お二人とも素晴らしいですね!
─工夫されたこと、利用したサービスなどありますか?
H.Kさん
産まれて1ヵ月の時はやっていませんでしたが、そのあとは赤ちゃんのお世話番は交代制にしました。
後はアプリです。「ぴよろぐ」「ルナルナベビー」を使っていました。
「ルナルナベビー」は妊娠~1,2歳まで使えるアプリで、
主に妊娠中赤ちゃんがどういう状況なのか、コロナ禍で妊婦検診に立ち会えなかったので、お母さんがどういう状況なのかわかるのが良かったです!
「ぴよろぐ」は成長の記録、うんちやおしっこの記録などをメモできて、それをパパママで共有できたので毎日使っていました。
M.Kさん
家事全般全て1ヵ月は自分が担当し、妻は子どもにつきっきりでした。
「ぴよろぐ」は僕も使っており、とても便利でしたね。
あとは、「みてね」という写真共有アプリ。祖父・祖母を中心とした家族と写真をかんたんに共有が出来るんです。
─買い物はどうしていましたか?
H.Kさん
家にこもりっきりなので、気分転換のために買い物は交代でスーパーに行っていました。なので、ネットスーパーは使っていないですね。
家の近所に西松屋があったからとても助かっていました。
M.Kさん
僕も西松屋、赤ちゃん本舗にはよく買い物に行っていましたね。
─将来的に男性で育休取得を考えている方へのメッセージ
H.Kさん
育休はとって損はない!
バリューコマースは制度としてだけでなく、文化として取れる環境があるので、取得している人も多いし気軽にとってほしいです。
育休に入る前に、取引先に休業理由として育休を伝えるとすごく褒められることがありました。「よい会社ですね」と言われたこともあります。
対外的にも社会的にも評価されることでもあるので安心して取った方がいいです。
チームの子が取るってなったら大歓迎!是非取ってほしいな。
リーダーが取っているので取りやすいし相談しやすいとも思います。
M.Kさん
新生児期は本当にあっという間。今もかわいいですが、生まれたては本当にかわいいです。友達や先輩と話してもその時期が一番かわいいし、貴重だという人が多いです。
ぜひその時期に赤ちゃんと一緒にいてほしい!
仕事はどうにかなる!2人目が生まれた時はまた育休を取りたいと思っています。
奥さんを助けられるのも良いポイントですね。
当時の上長より
H.Kさん育休取得時の部長であった、T.Yさんにもお伺いしました。
─H.Kさんが育休取得されている間の業務調整や他メンバーのマネジメントで、工夫された点などありますか?
H.Kさんご自身のタスクの進行状況・課題や、メンバーコンディションは定期的な1on1でキャッチアップ出来ていました。
また休職前にはH.Kさんご自身で必要に応じて代理対応者のアサインや、メンバーへの申し送りをしてもらっておりスムーズでした。
当時は休職期間が評価時期と重複することもあり、事前にメンバーのコンピテンシー評価のコメントももらっており、特段のトラブルなく業務進行が出来ていたので特段問題はなかったですね。
─男性に限らず育休取得について、これから検討する予定の人に一言お願いします
休暇取得前のタスク整理や最低限の引継ぎなどは発生するので、業務がかさむように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、取得をするかどうかは、きちんと検討されるべきだと思います。
育児と仕事の両立を完璧にやろうとすると、自分自身がしんどくなることもあるかもしれません。勇気をもって育児休暇を取得することも大事だと思います。
バリューコマースのみんなは男性の育休取得を理解して、応援してくれていると感じます。 しっかりご家族と話し合ったうえで、どのような形で育児休暇を取得するか判断して欲しいですし、困ったときは周りに相談して欲しいと思います。