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妊娠5ヶ月での10時間フライト | 在米妊娠生活

こんにちは、2024年夏からアメリカ在住のHaruです🌸


渡米する時は妊娠5ヶ月、お腹もまだそんなに出ていないし、元々それほどつわりがない上に安定期に入った頃だし問題なく行けるでしょ〜とただただワクワクしていた最中。前置胎盤で飛行機は危険ですと言われたのが渡米数日前。


不安な中準備を進め、いよいよその時が来ました。
まとめるのが下手なので事細かに書いています。長いです。



前日の過ごし方

まずフライト前日から空港直結のホテルに宿泊。引き払った自宅からホテルまでは、スーツケース2個、ボストンバック、大きめの手荷物を抱えての電車移動は無理だと判断し、タクシーアプリで大きめのタクシーを配車しました。ちなみに前置胎盤の話が出るまでは電車移動するつもりでいました。
大荷物の積み下ろしもしていただき、タクシー運転手さんに感謝です。

16時頃にはホテルへチェックインし、イチジクを食べ、妊娠メモを書きながらゆったりと過ごしました。(イチジクと妊娠メモについては前回記事参照)

空港直結のメリットを活かし、夕食時に一旦空港へ。
フライト当日に焦らなくて良いよう両替を完了させておきます。
夫へのささやかなプレゼントとして日本のパンも購入。
つるとんたんでおうどんと巻き寿司をお腹いっぱい食べ、ホテルへ戻りました。(食欲爆発系妊婦)

ホテルでは最後に飛行機へ持ち込むものの確認をし、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かって就寝。アメリカでは基本シャワーになるので最後のお風呂を満喫しました。


フライト当日(チェックインと保安検査)

朝は11時チェックアウトだったので慌てず準備。
ユニクロのウォッシャブルリブニットパンツとブラトップに温かいカーディガン。とにかく締め付けない格好で。こういう時はユニクロが大活躍。

早めにお部屋を出てゆっくりと荷物を運びます。時々スーツケースが引っかかりながらも無事チェックアウト完了。
大荷物にあたふたするわたしを見てホテルスタッフさんが親切にカートを持ってきて荷物を乗せてくださりました。空港直結のおかげでホテル側にもカートが整備されているのもありがたいです。


フライトは夕方だったのですが、日系の航空会社は(日本の空港では)朝からチェックインが可能ということで、チェックインと荷物の預け入れへ。
時間が早いのはもちろん、プレミアムエコノミー専用のカウンターがあるので待たずに手続きができました。

妊娠中ということは事前に航空会社へ連絡してあったので、カウンターでは椅子を用意してくださり座って手続きをしていただきました。

体調は問題ないか、日本側の緊急連絡先、機内の常備品(ブランケット等)の他に用意して欲しいものはないかなど確認いただきます。
機内持込みの荷物が重いので、できれば搭乗時にサポートいただきたい旨ここで伝えておきました。その場で搭乗口側のスタッフさんへ連絡を入れていただき、自身でも再度搭乗の際に近くのスタッフへ依頼するようにとのことでした。
(おそらく誰がわたしなのか確実に把握できないため?実際にはマタニティマークを見てか搭乗口付近でスタッフさんの方から声をかけてくださりました。)

航空会社のマタニティマークをもらってチェックインは完了。
預け入れ荷物、大きい方は22.5キロでした。ギリギリセーフ…
大きいスーツケースに服や軽めの荷物、小さいスーツケースに本や書類など重いものを入れていたのでこれが良かったです。


続いて保安検査。保安検査を通る際はカートが使えないのでここだけ荷物を自分で持つ必要がありました。保安検査のスタッフの方は荷物を運ぶなどは手伝うことができないとのことで、航空会社のスタッフを呼んできてもらえれば検査レーンまで一緒に入っていいとのことでした。

流石にそこまでお願いするのは申し訳ないので、少ーしずつ荷物を動かしながら(半ば引き摺りながら)レーンまで自分で持って行きました。保安検査も妊娠中は専用(子連れの方なども使用する)レーンが使えるのでほとんど待たずに通ることができました。

保安検査と出国審査を通った先にはまたすぐカート(免税お買い物用?)があったのでそれに荷物を乗せて移動していきます。


フライト当日(ラウンジ)

フライトまではまだまだ時間があるので航空会社ラウンジへ。ラウンジ内はカート不可なのですが、クロークまではカートで荷物を運ばせていただきました。大きい荷物はクロークに預けて、カートは一旦ラウンジ外の置き場へ。

貴重品とフリータイム用の荷物(わたしの場合は日記と電話用のイヤフォン)のみ持ってラウンジに入ります。

ラウンジでの過ごし方は完全に余談。

夫と少し電話をしたり、溜まっていた日記(5年日記をつけています)を書いたり。飛行機を眺めながらのんびり過ごしました。
わたしがラウンジに入った時はそれほど人は多くなかったのですが、夕方になるに連れてだんだん混んできて、空いている席の方が少なくなっていました。結構多くの人がラウンジ利用されているんですね。というよりそれだけたくさんの便が出ているということなのか。

お昼ご飯は空港へ付き添ってくれていた家族と一緒に食べていたのですが、せっかくなので特製カレーとクロワッサン、トマトジュースなどを少しいただきました。

ラウンジからゲートが近かったので搭乗直前のフライト40分前ぐらいまでラウンジで過ごすことができました。


フライト当日(機内)

搭乗ゲートに着いてしばらくすると、グループ1、2(恐らくファーストクラス、ビジネスクラス)の方と優先搭乗者へのアナウンスがありました。アナウンスがはっきり聞こえなかったのと、通常の搭乗以外は初めてだったので、優先搭乗とグループ1、2は同じタイミングなのかな?と思いとりあえず搭乗口近くへ。
どうするべきかよくわからずとりあえず列の後ろあたりに行ってきょろきょろしていると、スタッフさんから「ご妊娠中ですか?」と声をかけていただきました。どうやら優先搭乗はグループ1、2より先に案内していただけるようです。

搭乗口でカートを置いていく必要があるので、そこからはスタッフさんが荷物を持ってくださりました。飛行機に乗ったところでCAさんへバトンタッチ、CAさんが席まで一緒に案内してくれます。頭上の棚への荷物の収納もしていただきました。

ここでも体調はどうか、常備品の他に必要なものはないかなどの確認、お手洗いの場所の案内(席のすぐ近くでありがたい)、何かあればすぐに声をかけてくださいということを伝えてくださりました。
妊娠してから、特に今回の渡航に関しては本当に色々な方から優しく気遣っていただき感謝と嬉しい気持ちでいっぱいです。

こうしてまずは何事もなく、ほとんど疲れもなく塔乗することができました。


ここでフライトを快適に過ごし、また万が一の事態に備えるためにわたしが機内に持ち込んだものがこちら。

  • どこかのホテルでもらったスリッパ

  • 膝下までの着圧ソックス

  • 無印のネックピロー

  • めぐりズム 蒸気でホットアイマスク

  • 妊娠メモと母子手帳、マタニティマーク

  • (予約時)通路側の席

基本普通にみなさん準備されているものかもしれないです。わたしは普段ネックピローもスリッパさえも持ち込まず、機内では時差ボケ対策としてとにかく気合いで渡航先の時間に合わせた過ごし方をするタイプ(渡航先が夜なら寝る、昼間なら起きて読書や映画)なので、これでもかなり入念に準備をしたほう。

日本時間夕方に出発、現地時間のお昼前に到着の便だったので食事以外基本寝て過ごそうと思っていたのですが、全く寝付けなかったのでホットアイマスクがかなり役に立ちました。寝られなくても暗い中で目を閉じて休んでいるだけでかなり違ってくると思います。

それから、妊娠中は血栓症のリスクが上がるということで、過ごし方で気をつけたことはこんな感じです。

  • 水をたくさん飲む

  • こまめにトイレに行く

  • 足の運動(足首を動かす、ふくらはぎのマッサージ)


普段は海外の航空会社や格安を利用することが多いので、機内食のおいしさに驚き。

そんなこんなでアメリカへ到着!
到着前に「良かったら赤ちゃんにどうぞ♡」と航空会社のミニタオルとペナントをいただきました。嬉しい!(飛行機の模型と選ばせていただけました。)
また、飛行機を降りる前にも体調はいかがですか、問題なく過ごしていただけましたかとCAさんが席まで来てくださりました。

着陸した瞬間無事に辿り着けたことに本当に安心しました。
サポートしてくださった航空会社のみなさま等全ての方々に本当に感謝しています。


アメリカ到着後

無事到着したということでここからは自力で入国審査、預け入れ荷物の引き取りへ。
依頼すればサポートいただけるのかもしれません。到着ロビーにはあまり人がいなかったことと、出血のリスクがあると言われたこと以外は基本元気な妊婦なので到着後は自分で荷物も運びました。

アメリカあるあるの長ーい入国審査に並び(と言っても同じ便の中ではかなり早く並べた方)、審査官からのいろいろな質問に答えて無事入国できました!
預け入れ荷物引き取りのフロアでカートを見つけたのですぐにカートを入手。プレミアムエコノミーは預け入れ荷物も優先的に出してもらえるので、入国審査の間にすでにレーンへ出てきていました。

入国審査、荷物の引き取りともにスムーズだったので、着陸から1時間ほどで出口まで辿り着き、数ヶ月ぶりの夫に再会。大喜びするかと思いきや意外と塩対応でした。


妊娠中の10時間フライト、こうして無事にアメリカへ着くことができました。

直前の妊婦検診で飛行機は許可できませんと言われた時は、この先2年間予定していた生活が全く違うものになってしまうかと絶望しかけましたが、思い切って別の病院へかかったり、飛行機の座席変更を掛け合ったり、たくさん予定は変更しましたが諦めずに行動して良かったです。

これからのアメリカ生活や妊娠・出産の中でも思うようにいかないことはたくさん出てくると思いますが、パワフルに生きていきたいと思います。

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