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母子手帳は我が子への最初のプレゼントだと思う | 在米妊娠生活

自分の(自分が子としての)母子手帳を見たことがありますか?

わたしが最初に自分の母子手帳を見たのは数年前に海外赴任の準備をしていたとき、予防接種を受けるのに過去の予防接種記録が必要だったから。
それまでは母が保管していたので自分の母子手帳を見たことはありませんでした。

それから、今回渡米するにあたってまたも予防接種を受ける際、改めて母子手帳を開きました。

自分が妊娠を考えていたこともあって、この時は特に母子手帳をしっかり見てみたのですが、わたしの母はとても几帳面に小さな文字で、わたしの成長の様子や気になることなどいろいろなことを記入してくれていました。

当時、またはわたしの生まれた自治体の母子手帳には妊娠中の記録はあまり記入する欄がなかったようですが、産後の記録、特に1歳半頃まではいろいろなことが書いてありました。
3~4か月頃の記録には「よく寝る」「泣かない 寝てばかり」とあり、とにかくよく寝る子だったようです。

(わたしの子もこれを受け継いでよく寝る子であることを期待しています。)

その他にも、健康状態や発育・発達状況、好きな遊び、どんな言葉を覚えたかなどが書いてあり、母がわたしのことをいつもよく見て、悩みながらも大切に育ててきてくれた情景が頭に浮かびます。

長期で海外に行く(予防接種を受ける)機会がなければ自分の母子手帳を見ることもなかったかもしれませんが、わたしは自分の母子手帳を見て、まだ記憶がない頃の母の愛情を受け取ることができたようでとても温かい気持ちになりました。

今は子の母子手帳を書く側になり、もともと文章を書くのが好きなこともあり妊娠中の記録から細かくわりと記入しているのですが、妊娠状況にとどまらず妊娠中の気持ちや夫の様子まで書いています。

いつかこれを子が見ることがあるかもしれないと思うと少し恥ずかしい気もしますが、もしそうなった時には、あなたが生まれる前からわたしたち夫婦があなたをこんなにも大切にしてきたんだよ、誕生を楽しみにしていたんだよ、ということが伝わるといいなと思います。

そうでなくてもわたしの大切な記憶として残していければそれはそれでいいのです。


日本と違い、妊娠期間を通してエコーが3回程しかないアメリカ。そして妊婦検診自体も少ない。(妊娠後期になってようやく2週に1回、最後2週間のみ週1回)
なかなか子の様子を直接(?)見ることはできませんが、日に日に重くなる体と力強くなる胎動で子の成長をしっかりと実感しています。

ぱっと見てわかるほどにお腹も大きくなってきたので、多くの人が(知り合いでない人ですらも)「おめでとう!」「予定日はいつ?」「男の子?女の子?」「名前は決めたの?」「幸せを祈ってるよ」と声をかけてくれて、もうすぐなんだな、早く会いたいなという気持ちも高まってきました。

(と言いつつ、そろそろベビーグッズを揃え始めなくてはいけない頃だと思うのですが、難しすぎて何もできません。トラベルシステムなるものを調べただけで頭パンクしそうになりそっとパソコンを閉じました。お洋服の種類も多すぎて何が何だかです。)


出産予定まで残り数か月、今後も平穏に過ごし、元気なあなたに会えますように。



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