樹脂窓の窓枠の大きさ比較
この記事は注文住宅を建てるにあたって調べた情報をMemo的に書いているものです。
このページでは樹脂窓の枠が気になってしょうがなくなった私の調査結果を抜粋して記載しています。本当はプログラムを書いて絵にしようと思ったのですが、めんどくさくなったのでやめました。気が向いたら作ります。
結論から言うと樹脂窓の窓枠は太いです。特にドレーキップはすごいです。小さい窓を作るときは枠の占める面積をよく考えましょう。
更新後の新しい記事はこちら!
アルミ樹脂複合サッシと樹脂窓の見た目
ざっくり雰囲気をつかむのはこの動画が良さげでした。
用語解説
アングル
私も理解するまでに時間がかかったのですが、窓の製品によってはアングルの有無という選択肢があり、これによって見かけ上の寸法が変わってしまうので記載しておきます。
下図のように窓枠の周りに少し突出している部分があり、ここで額縁(窓の周りの木の部分のことです)とネジ止めができるようになっているものがアングルあり、この突出部自体がないものがアングルなしと言うようです。
従来のアルミサッシ、アルミ樹脂複合サッシは基本的にアングルありしかなく、樹脂窓にはアングルなしというものが用意されているようです。
(ここからは私の妄想)
アングルなしのもので結露が発生したら額縁が腐りそうなので、結露しないであろう樹脂窓でしか用意できないということなのかもしれません。
窓枠の大きさ比較
FIX窓 アングルあり
樹脂サッシとアルミ樹脂複合サッシで比較します。
樹脂サッシ APW430は中から見たときに上下左右すべての方向に枠が見えるのに対して、アルミ樹脂複合サッシ TW は下枠がなく、他も細めの設定となっており、すっきりした印象になっていそうです。意匠を気にされる方がアルミ樹脂複合サッシを選びがちになるのもわかる気がします。特に小さめの窓では枠の大きさの影響度が高いので気をつけないといけないですね。
記載寸法は上下左右、単位はmmで記載しています。
樹脂サッシ
YKKAP APW430
内観 26/26/26/26、 外観 54/54/54/54
アルミ樹脂複合サッシ
LIXIL TW
内観 15/0/19/19、 外観 43/55/57/57
FIX窓 アングルなし
こちらでは樹脂窓同士で比較します。後発のEWのほうが小さくなっていると思いきや、サイズは変わらないようです。
樹脂サッシ
YKKAP APW430
内観 56/56/56/56、 外観 54/54/54/54
縦すべり窓 アングルあり
2つの樹脂サッシとアルミ樹脂複合サッシを比較しています。
樹脂サッシ同士だとやはり後発のLIXIL EWのほうが10%程度細いです。
アルミ樹脂複合サッシその半分くらいしかないので、見た目に大きな差異が生まれていそうですね・・・
樹脂サッシ
YKKAP APW430
内観 58/58/59/59、 外観 88/88/89/89LIXIL EW
内観 43/43/46/46、 外観 78/78/81/81
アルミ樹脂複合サッシ
LIXIL TW
内観 23/0/10/10、 外観 49/49/48/48
ドレーキップ窓(ツーアクション窓) アングルなし
ここはこれまでと異なり、同じ樹脂窓同士の製品違いで比較したいと思います。完成見学会に伺った際にドレーキップ窓を見かけたのですが、「あれ!?窓枠太くない!?」となったのでこのページの記載内容を調べたという経緯があります。
結論から言うとドレーキップ窓は窓枠がめちゃくちゃ太いです。普通の縦すべり窓の1.3倍を超えています。小さい窓に適用すると枠から発せられる圧がすごいので気をつけましょう。
YKKAP APW430
ドレーキップ窓
内観 118/118/118/119、 外観 118/118/118/118縦すべり窓
内観 88/88/89/89、 外観 88/88/89/89
※アングルなしのため、額縁分も含まれており、一つ前に記載したアングルありの数字より大きいです。
資料
各寸法は各製品の業務用カタログの納まり寸法から抽出しています。
以下はAPW430 FIX窓の例です。
見出し写真は UnSplashより
UnsplashのVidar Nordli-Mathisenが撮影した写真