合成モンスターを作ろう! プリン合成編
ようやく『プリン』をテーマとしたモンスターデザインの挑戦も最終回。まさに #苦手チャレンジ の名に恥じない紆余曲折を経てきましたが、プリンとモンブランをただかけあわせても普通によくある「モンブランプリン」になるだけですから困ったものです。
最大の問題は「どう動くか」
今回一番悩んだのは、モンスターとしてこのキャラクターを「どう動くように見せるか」です。カップに入ったプリンにせよ山型のモンブランにせよ、そのままでは動けません。ただのお菓子という"静"のドット絵から、モンスターという"動"のドット絵に変貌させるにはどうしたらいいのか?
簡単に答えは出ませんが、悩んでいても仕方ありません。とりあえずプリンを動きやすいかたちに変えます。丸くします。
丸くするのはかなり安直なのですが、正直言ってこれでだいぶ安心しました。ここからならどうとでも料理できるな、と。
頭のカラメルソース部分が平たいので、なんでも乗せられるのも強みです。たとえばここにホイップクリームをひょいと乗せれば……
こういう作っちゃいけないやつも簡単に作れます。
ま、冗談はさておき。
前回作成したモンブランのクリーム部分を控えめに加工しつつ頭に乗せます。結果的に、当初思い浮かべていた「栗のシルエット」に近くなったのは不幸中の幸い(?)です。
そして、目と口をつけて顔を作ります。
なお今回はどんな表情にするかはあまり悩まず、前作の「ボム」と"系列モノ"に見えるように似せることにしました。
そして懸案の「動き」について。
はじめは足をつけて歩かせるか、翼をつけて飛ばせようと思っていたのですが、やめました。せっかく球体なのですから、"弾む"感じがいいだろうと。
実際にゲームとして作っているわけではないのでアニメーションする仕様なのか? という疑問はあるものの、溢れたカラメルソースをまとわりつかせながら「ねっちゃ、ねっちゃ」と音を立ててジャンプする様子が思い浮かびます。32x32の小さなドット絵のなかに「音」を想像させられる要素を入れられるなら、それは願ってもいないことだと思います。
というわけで、これにて「プリン」をテーマとしたモンスターデザインも完成です。
現実のモンブランプリンと同様かそれ以上に「甘すぎる」見た目がちょっとつらいかもしれませんが、自分としては甘い見通しで見切り発車したことがなによりつらいところ。もっと勉強が必要だなと痛感しました。ただ、やって良かったとは思います。難しさを痛感するばかりで苦手克服には至りませんが、またチャンレジしようかなと思っています。