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合成モンスターを作ろう! 素材準備編④

プリンのモンスター化をめざして"かけあわせ"のお供となる相方素材を作る旅が続きます。前回描いた「栗」のかたちでプリンを作り、手足をつけるなどしてモンスター化すればいいだろう……と甘く(洒落じゃないです)考えていたところ、大きな問題が発生してしまいました。

しばらくシリーズを遊んでいなかったので知らなかったのですが、今は『ドラクエ』に「プリンスライム」がいるというではないですか。みなさんはご存じかもしれませんが、その姿はまさに「栗型プリン」。作ろうと思っていたものそのままでした。「知らずにやってたの!?」と思われるかもしれませんが、知らずにやってたの!(涙)

ドラクエシリーズと言えば「ネタバレ」に対しての配慮が強く、新作の発売が決まってもゲーム雑誌等でストーリーをほとんど紹介できないため、かわりに新登場となるモンスターの紹介で間を持たせることで知られています。「今度は○○スライムが登場!」なんてキャッチつきで。

そうして新作が出るたびに新しいスライムを追加し続けていたのでしょう。いまチラッと検索したところ、スライム系モンスター122種類の図鑑を作っている方がおられたり。この数が正確なものかどうかよくわかりませんが、その半分だとしても多すぎる!「なんとかスライム続々誕生!」に、そんなに需要があるんでしょうか!?

ええ、ええ、そこはわかっています。ドラクエはそういう定番、「いつもの」を楽しむ伝統保守系RPGであり、「祭事」であるということを。

しばらくプレイしていないといはいえ、実際に遊んでみればドラクエは楽しい作品であることを知ってはいます。別にドラクエが嫌いなわけではないんです。ただ、結局のところ中身を伝える努力をせずに雰囲気的に「やらないと非国民」みたいなノリで迫ってくるあの宣伝手法が苦手なんですよ。

中身を伝えることはしないけど宣伝の機会だけはほしいからどうでもいい情報を小出しにする、という見え透いたあの態度。よそにはマネのできない「王者の貫禄」ということもできますが、新情報を楽しみに待っていた身としては「がっかり」としか思いようがありませんでした。

繰り返しになりますがドラクエのゲーム本編はおもしろいし、鳥山明さんデザインのモンスターもステキ。しばらく距離を置いていましたが、今後ドラクエについても「モンスターデザイン研究」をしていきたいなと思います。

ただもう……ほんとスライムは見たくない。なのにそれっぽいものを描きそうになっていた自分は「ばかものめ」としか言いようがありませんが、プリンのお供の「栗」は加工して使うことにしまして……タイトル絵にあるとおり「モンブラン」となりました。

ま、スイーツとしても「モンブランプリン」はメジャーな存在ですから、相性は抜群です。どうモンスター化するか、ということが難問ですが。

かなり調子が狂っていますが、次回「合成編」で完結予定です。

(つづく)

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