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2022年9月の記事一覧

おそなえものはかきごおり

物事にはオモテとウラがあるもので、とはいえウラについてあまり声高に叫ぼうものなら「陰謀論」だと思われてしまいます。そういうことが、ここ数年とても多くなったと、そう感じます。 たいていの、いさかいの、その原因となるのは正誤や善悪や利害ではなく「温度差」ではないかと思うのです。持っている価値観は同じなのに、少しの温度の差が違いを生み出して、争いや別れを生んでしまう。でも今日はなんとなく、その終わりにするのに相応しい日なのではないかと思います。 だから今日は、ひんやりとした話。

猫アイコンには言われたかない 1周年

昨日9月20日、初めてのnote記事公開から1年となりました。おめでとう自分! ありがとう皆様! ダッシュボードなどでここまでのデータを見てみますと……ここまでの総記事数は172。はじめは1日置き、途中から週に3回のペースでやってきたので、こんなもんでしょう。 そういえば、noteを「毎日更新する!」と明言して実行されている方がいますが、ほんと偉いし凄いと思います。ぼくは一度途切れるとそのあとどうでも良くなってやめちゃうので真似はしませんが、毎日更新はほんと偉いし凄いと思

ボツの悲しみ

先日、「アニメキャラの黒人化」が頻繁にされており、しかもポリコレ的に正しいとされている――という批判ツイートを見かけたので、その是非をまじめに考える記事を書いたんですよ。 海外ドラマでは不自然なほど主要キャラが「国際色豊か」になっていることが増えており、ついに日本のアニメも!? と思ったのですが、よく調べてみたら大元の話題は二次創作(既存アニメの海外ファンが塗り替えをしている)の話だったということで、事実かどうかよくわからないうえに論点がズレすぎるのでボツにしました。 厳

『クイズ脳』との戦い(後編)

前編では「わかるわけない」出題で視聴率稼ぎに終始した昭和TVのクイズ番組の構造的問題について振り返りましたが、後編ではその「余波」について考えてみます。 今回の記事は、決してクイズ番組全体を批判するわけではありませんが、視聴率のためなら「なんでもあり」でやってきたTV業界の、見過ごされてきた「不味い点」を掘り返すことは大切だと思っています。 なお、ぼくが「クイズ番組のヤバさ」に最初に気付かされたのは、お笑いコンビ『ダウンタウン』の有名なネタがきっかけでした。ダウンタウン松

苦手チャレンジ:理解できない「芸術」を語る

しばらく忘れ気味だったんですが、わたくし今年の抱負は「苦手なことにチャレンジする」なものでして、グォーとかヌァーとか叫びたい気持ちを我慢しながら「いつもならやらないこと」にちょっと挑戦しています。ちょっとね。 今回のテーマは芸術です。 「苦手」は色々な意味を含んだ便利でありつつ誤解を招く言葉ですが、「嫌い」という意味ではなく「理解できない」というニュアンスが強めです。あ、タイトルに書いてありますか。さっそく狼狽し始めていますね。 なお広い意味で絵とか音楽とかを「芸術」と