猫
猫はすごい。
仕事中、面倒だという気持ちを抱えていても
寝ている猫を見るだけで頑張ることができる。
たくさん寝て、毛づくろいをして
寝て起きて伸びをする。
それだけで良くて、いちばん愛おしい。
護るものがなくては私がダメになる気がした
傍に猫がいれば ぜんぶ頑張れる気がした
6月末から通い始めた保護猫カフェで出逢った
茶トラ2歳の男の子を 北海道の七夕の日にお迎えした。
人がどんなにいやになっても、
動物はいやなことは言わないし、
何がしたいか何がほしいか、ちゃんとわかる。
私がいなきゃこの子は死んでしまうから
私はちゃんと生きて、この子の親でいるのだと
命から逃げなくなった。
激務で上の人間がどんどん嫌になるけれど
あと2年はこの職場の給料でこの子を食わせるのだ。
今はテレワークなので
常にこの子の様子を見ることができるし
この生活にやっと満足できてきた。
やっと自分を満足させられてきた。
部屋を出たら今は亡き愛鳥に似た匂いがした、
私はずっと 動物に救われている。
はんくんへ、100年生きようね
過去に問題を起こした人間が
過去の事実をわざわざ蒸し返されて批判される世が
私にはよくわからない。
過去って所詮過去だし、過去から今の今まで
全く同じ思想の人間なんてきっといない。
人って一度悪人になったらもう戻れないのかな。
被害者は無理に赦す必要なんてないけれど
世間がわざわざ蒸し返して貼った"悪人"のレッテル
そんなに大事なものなのかな。
きっとすぐに自分が批判したこと
忘れちゃうんだろうな。
その人は今後も批判が尾を引いていくのだろうな。
一度したことで簡単に壊される人生、怖いよね。
感情を最優先に、注釈や謝罪を求められる風潮に
嫌気がさしている。
表現や作品と名をつければ良いのか、
そんな風に言う人もいるが
表現や作品を作者の脳内と同一視しないでくれ。
伝えたいこと、伝わらないこと、
伝えなきゃいけないこと。
全部、わかった気にならないでくれ、
中途半端に頭が良くて、みんな偏っているから
嫌な気持ちになるなら見ないでくれ。
私たち、自分が歪んでいることに
そろそろ気づかなきゃいけないよ。
作品も想いも、編集されて"修正"されて
あったことは無かったことにされる。
"悪い"ものは排除される。
殴った人間に殴られる覚悟はちゃんとあったのかな。
この世が狂っているけど、
猫がかわいくてほんとうによかった。
人間は「かわいい」という理由で
猫を飼っていて狂っているけれど、
猫は安定した衣食住をくれるから人間に飼われていて
とても正しい。
猫はずっとかわいい、愛しい。
たまに理不尽だけど、
きちんと猫の中に理由があるから、正しい。
猫はすごい。
君がいてよかった。