[BGA]世界の七不思議:デュエル=アゴラ プレイレポート6 軍事vs科学 軍事速攻戦略 その2
実際に経験したプレイでのレポートを書いています。
今回はアゴラ拡張ならではの軍事戦略について説明していきます。。
◆ルールの説明
本ゲームの拡張ルールについては以下の通りになります。
◆敵の戦略(科学的優位)
以下のレポートのカウンタープレイになります。
◆七不思議のドラフト
最初の七不思議ドラフトで優先的に選ばなくてはいけないのが[聖なる劇場]と[クリア・ユリア]の2択なのですが、[聖なる劇場]で引っ張ってきたいカードがエジプト神話デッキの[ラー]になります。今回はエジプト神話のトークンが最初の方に1個あるため、[クリア・ユリア]を獲得しても良いのですが、今回の対戦相手には万全の対応をしたいので[聖なる劇場]を抑えておきます。
対戦相手にダブルアクション付きの七不思議を2枚とも取られてしまいました。(第2世代でダブルアクション付きの七不思議を奪うので問題ないです)
対戦相手はコイン付きのダブルアクションの七不思議を獲得しました。
ダブルアクション付きの七不思議を1つは欲しいので[スフィンクス]と、政治的優位を得やすい[クノッソス]を獲得します。[クノッソス]の初期能力で商業施設のコスト軽減の布告トークンを獲得しました。
◆第1世代
最初の盤面から見て、ピラミッドの手前に政治家カードで奥側に陰謀家カードが見えているため、第1世代では政治的優位で決着がつきにくい状況にあります。優先順位として神話トークンの獲得に方針を切り替えていきます。対戦相手に神話トークンの配置先を開けて貰う為、木材の商業施設を無料で獲得します。
対戦相手は石材の下級資源を獲得しました。
エジプト神話トークンが獲得可能な状況のため、中央にある政治家を獲得しました。ここで引いたカードは目的の[ラー]と[アヌビス]でした。通常のプレイでは[ラー]を自分側のパンテオンへ配置すべきなのですが、対戦相手がダブルアクション付きの七不思議を3枚所持していて第2世代で先手番を獲得する可能性が高いです。
今回は[聖なる劇場]を所持しているため、[ラー]を埋めて[アヌビス]を手前に配置することにより対戦相手へ行動を惑わしに行きます。
商業施設がコスト軽減されているため、優先度を先に獲得します。
ここで対戦相手は2枚目の科学施設を獲得します。
対戦相手は科学的優位を目指す可能性が非常に高い状況のため、3枚目の科学施設を破棄します。自分の手元に2枚の商業施設があるためコインも入手しやすくなっています。
対戦相手は七不思議を使用して第2世代の先手番を獲得したいため、木材の下級資源カードを優先して獲得します。
◆ターニングポイント
この先のゲームの見通しを検討すると対戦相手は3枚あるダブルアクションの七不思議を利用して第3世代開始時に科学的優位になるため、私側としては政治的優位か軍事的優位を目指す必要が出てきました。
対戦相手はギリシャの神話トークンの中から科学的優位に向いている[ハデス]をパンテオンに配置しました。
現状でコインの余裕があるため政治家カードを餌に軍事施設を集めます。
対戦相手は予想通り政治家カードを選んできました。
こちらも油断せずコツコツと軍事施設を集めます。
対戦相手が政治家カードへ喰いついてきてくれたため、七不思議を起動するためのコストに余裕がありません。
棚から牡丹餅で4コインの商業施設を獲得出来ました。
対戦相手は政治側にも目を向けてきたため、メソポタミア神話トークンを獲得するついでで行政施設を獲得しました。
こちら側にもめくり運が良く4枚目の軍事施設を獲得出来ました。
ここで対戦相手は未来のパピルスを意識してか陰謀家カードを破棄してコインを獲得してきました。
この時点で目に見える範囲にあるもので欲しいものが、パピルス、石材の商業施設、フェニキア神話トークンでした。幸いにも[ラー]を山札へ埋めておいたので、1枚しかないダブルアクション付きの七不思議[スフィンクス]を起動します。
パピルスを獲得してフェニキア神話トークンを一番弱いカードでパンテオンに配置しました。
対戦相手は資源が枯渇しているため、資源カードを獲得しました。
こちらは商業施設を複数所持しているためコインへ変換します。
対戦相手は第2世代の開始時にこちら側のパンテオンに配置されているであろう[ラー]をかすめ取るためコインへ変換します。
こちら側も予定通り商業施設を回収します。
対戦相手も陰謀家カード破棄してコインへ変換することにより目的の8コインを集めて先手番を迎えました。
◆第2世代
パンテオンを公開すると[ラー]は存在していないため、対戦相手は6コインの商業施設を獲得します。
対戦相手の七不思議や科学施設を入手しにくくするため、上級資源カードを占有していきます。
対戦相手はパンテオンボード上にあるカードを上手く活用することで、科学的優位で勝利することを確信に近い心理状態にあると考えています。陰謀家カードを獲得することで軍事進攻を1ライン下げて、パンテオンの4コイン軽減を獲得することで非常に優位に立ちます。
予想外にも上級資源の商業施設が捲れてしまったため、迂闊にもこのカードを獲得しかねると今までの努力が水の泡となるため、決死の確保をします。
対戦相手はやっと3種類目の科学施設の確保をしました。(パンテオンに[ハデス]が存在するので常に保険が効いているため、獲得優先度が少し低かったです。)
ここで盤面上に余裕が出来たため、七不思議の[聖なる劇場]から[ラー]を獲得します。[ラー]で獲得する七不思議は[ペイライエウス]です。とことん上級資源のコストに圧力を与えて相手の余裕を奪っていきます。
対戦相手は欲を出して政治家カードを獲得してきました。
ここ問題なのが進捗トークン上の[戦略]トークンを容易に取らせてはいけないので破棄します。
対戦相手は陰謀家カードで軍事進捗をさらに1つ押し返してきます。
勝利パターンを増やすため、七不思議の[聖なる劇場]を再利用するようパンテオンの[アヌビス]を獲得しました。
対戦相手もコインが枯渇していてコストがピンチな状況なため、パンテオンの門カードから[タニト]を獲得します。
対戦相手のコインに余裕が出来たため、進捗トークン上の[戦略]トークンを警戒してパンテオンの[ハデス]を獲得します。破棄されたカードの中から陰謀家カードを選び軍事進捗を1つ押し返します。
対戦相手は不要な下級資源カードを陰謀カードに埋め込み逆転の機会を狙ってきました。
こちら側はコインの確保のためカードを破棄します。
対戦相手は資源カードが枯渇しているため文化的優位では全く勝てないので政治的優位か科学的優位を取らないといけないため、ここでダブルアクション付きの七不思議は起動しないと予想していました。
軍事進攻を1つ進めます。
対戦相手も科学施設を落とすことが出来ません。
対戦相手の資金が枯渇したことを見計らいダブルアクションが使えないので、目に見えている軍事施設の確保に注力します。
対戦相手は追加の資金を確保するためパンテオンの[アスタロト]を獲得します。
私はパンテオンにある[イシュタル]を泳がせて、[ミネルヴァ]を獲得します。
対戦相手は予想通りパンテオンの[イシュタル]を獲得しました。
私は対戦相手の資金がほぼ枯渇したことを確認して、満を持してダブルアクションで軍事施設を獲得します。
軍事侵攻2つと軍事1つの布告トークンを獲得します。
対戦相手は資金を振り絞って上級資源の商業施設を獲得します。
私は七不思議の[聖なる劇場]の起動コストのためカードを破棄します。
対戦相手も資金が枯渇しているためカードを破棄します。
探していた軍事施設を見つけることが出来たのでフィニッシュです。
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