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[BGA]世界の七不思議:デュエル=アゴラ プレイレポート4 拡張セットvs基本セット 軍事速攻戦略 その1

 実際に経験したプレイでのレポートを書いています。

 今回はアゴラ拡張ならではの軍事戦略について説明していきます。プレイヤーから大変関心された内容のため紹介します。

◆ルールの説明

◆敵の戦略(政治的優位)

 アゴラ拡張で強力なプレイ方法である政治的優位を目指した以下のレポートのカウンタープレイになります。

◆七不思議のドラフト

 最初の七不思議ドラフトで優先的に選ばなくてはいけないのが[聖なる劇場]と[クリア・ユリア]の2強なのですが、[聖なる劇場]で引っ張ってきたいカードがエジプト神話デッキの[ラー]になります。今回はエジプト神話のトークンが最初の方に2個あるので[ラー]が早々に処理されるため、[クリア・ユリア]を選択しました。[クリア・ユリア]から引いた陰謀カードは[脅迫](対戦相手のコインを半分奪う)でした。

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 対戦相手は[聖なる劇場]と[ペイライエウス]を選択しました。

 2回目のドラフトでは対戦相手が[アルテミス神殿]を選択しました。

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 基本的にダブルアクション付きの七不思議を取った方が良いため、[空中庭園]と[スフィンクス]を選択しました。

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◆第1世代

 政治家カードが表向きで前半に並んでいるため、早々に政治的優位を取るのが難しいそうな盤面です。まずは元老院ボードで有利にするため一番左の行政施設が欲しいです。まずはコストとなる下級資源カードの石材を選択しました。(商業施設が不透明な状況でコストが2コインの行政施設を獲得してしまうとコスト不足で政治的優位に立つ前に反撃を受けてしまうからです。)

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 対戦相手は左翼の政治家カードを選択して、ギリシャ神話のカードをパンテオン中央に埋め込みました。元老院からは軍事施設コスト軽減の布告トークンが公開されました。

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 ゲーム開始時に政治的優位の優先度を落としています。次に優先すべきこととして[ラー]がパンテオンに設置される可能性が高いため、第2世代の先手を獲得するためにも七不思議のコストで重要な上級資源のパピルスを獲得しました。(ここでパピルスを獲得することにより対戦相手の七不思議のコストが上がります。対戦相手の[ペイライエウス]には要警戒です。)

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 対戦相手はエジプト神話のトークンを私に取られることを危惧して、遠回しなアクションとして科学施設を破棄しました。

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 ピラミッドの右側から獲得すると押し出しで神話トークンが取られるため、対戦相手が政治戦術の傾向にあるため動向を観察しながら、対戦相手の七不思議へのコストへ圧力をかけるため下級資源の木材を獲得しました。

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 対戦相手は中道の政治家を選択し、政治家LVアップの布告トークンを公開しました。エジプト神話のカードをパンテオン対戦相手側に埋め込みました。(プレイヤー側に置いたことで[ラー]が埋め込まれている可能性大です)

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 4コインの商業施設が公開されたため最優先で選択しました。優先度の高さから陰謀家の選択もありますがシナジーとなる布告トークンには手がついていないため、相手への資金カットのためにも4コインの商業施設の優先度が高いです。

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 対戦相手はコインを貯めるため科学カードを破棄しました。

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 ここで政治LVアップの布告トークンを取り返すため、陰謀家カードを選択しました。(2枚目のエジプト神話トークンには[ラー]が残って無い予想のため無防備に獲得します。)

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 対戦相手は場のカードで欲しいカードが無く、対戦相手への選択肢を増やさないため、科学施設を破棄しました。

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 私はやっと満を持して行政施設を選択し、対戦相手は公開された石材の商業施設を選択しました。

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ターニングポイント

 通常のプレイでは軍事施設を破棄してコインを獲得する場面ですが、対戦相手の資源が少なく軍事施設を獲得する気配なし、[ラー]の獲得と政治体制に力を入れそうな気配が濃厚です。幸いにも軍事施設はピラミットの後半に並んでいるため、獲得するチャンスも高いです。幸いにも私の七不思議を全部起動すると対戦相手の[ラー]も無駄となり体制的にも都合が良いため、方針を軍事的優位に向けていきます。

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 対戦相手は神話トークンの獲得を優先して右側の行政施設を獲得します。

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 捲られたカードが下級資源カードのため、相手の七不思議である[ペイライエウス]を拘束するためにも都合がよいので獲得しました。

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 対戦相手は七不思議の[アルテミス神殿]を起動して、政治的優位へ圧力を仕掛けてきました。

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 運よく中道の政治家カードを獲得した対戦相手は政治LVアップの布告トークンを取り返してきました。

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 しかし、対戦相手は今見えている政治家カードを獲得するにはコインが足らないため、落ち着いて軍事施設を獲得しました。

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 対戦相手は仕方なく技術施設を破棄します。

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 左翼の政治家がラストカードのため、軍事軽減は布告トークンを取るのではなく左翼端を抑えることで政治的優位のチャンスを減らすことにしました。(目に見えている下級資源カードは七不思議の[ゼウス像]で破壊予定のために残しておきました。)

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 対戦相手はパンテオンに神カードを私側へ置くことで、門カードを対戦相手に近い位置へ置いています。

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 ここからは対戦相手の[ラー]を無駄にするため、ダブルアクションをフル活用して連続4手番を行います。

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 七不思議の[クリア・ユリア]で陰謀カードの[脅迫](対戦相手のコインを半分奪う)の特殊能力で7コイン奪います。

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最後に対戦相手の下級資源を破壊します。

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◆第2世代

 私が軍事侵攻しているため、対戦相手からの先手番になります。私が陰謀家ダブルアクションの布告トークンを支持しているため対戦相手は一番目に抑えてきます。

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 現状の盤面で表向きの政治家が存在していないため、対戦相手は政治的優位を得るのは難しい状況にあります。軍事施設を獲得して進行を2つ進めます。

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 対戦相手は私に陰謀家を取らせたくないため、破棄をして収入を稼ぎます。

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 対戦相手にコスト的圧力を与えているために最速で上級資源のガラスを確保します。上級資源の商業施設も逆左対面にあるため、非常に痛いです。

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 対戦相手はパンテオンから[ミネルヴァ]を獲得して軍事侵攻を防御します。

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 パンテオンから[ラー]を獲得して、対戦相手の七不思議の[ペイライエウス]を奪い、上級資源の圧力を強めます。(ダブルアクションの七不思議を獲得)

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