実践、超護身術 第六回 身を護るための「証拠保全」 02
元刑事の武術家が教える、本当に役に立つ術
実践、超護身術
第六回 身を護るための「証拠保全」 02
文●葛西真彦
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証拠保全でスピード解決
何らかの法に触れるトラブルに巻き込まれたら、もちろん証拠の保全が必須です。
これは実際にあったマンション駐車場での相談事例です。
その駐車場では定期的に、車やバイクのタイヤを盗まれる事件があり、「犯人はなんとなく目星が付いているので、こいつを捕まえてくれ」という相談がありました。
しかし証拠もないのに、被害者の推定だけで犯人を断定することなどできません。
そこで、
「このような場合現行犯逮捕するか、証拠を保全して、それで犯人を特定するしかありませんよ」と話をしたところ、被害者は目立たないように防犯カメラを設置しました。
しばらく経つと、この防犯カメラに予想していた犯人が引っかかり、しっかりと犯行状況が記録され、被疑者が特定出来る十分な証拠が残されていました。
結局このケースでは防犯カメラの映像が証拠となり、いわゆる刑事事件として、解決を図ることができまたし。このような例は撮影と証拠保全という意味で、最も基本的で正攻法のやり方と言えるでしょう。
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