連載 タッチの力 対談/山口 創×有本匡男「触れよう、タッチの力」04 受動的注意集中、またはなっちゃう系!?
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日本には「タッチ=触れる、触れられる」の機会が少ない。そんな思いから、日本のタッチ研究の第一人者である山口 創先生(桜美林大学教授)を筆頭に、teateセラピストの有本匡男氏(日本ホリスティック医学協会 常任理事)をはじめとする、タッチのスペシャリストたちが集おうとしています(「タッチの力」を広める協会の立ち上げも、現在進行中)。
そのスペシャリストたちについては、本連載中で今後、紹介していきますが、まずは去る6月28日に行われたコ2【kotsu】トークイベント「触れよう、タッチの力(山口先生×有本氏対談)」の模様を、五回にわたってお届けします。
第四回は、タッチで身体がゆるむと、感受性が上がることについて。ワークの実践もありました。
タッチの力
対談/山口 創×有本匡男「触れよう、タッチの力」
第4回 受動的注意集中、またはなっちゃう系!?
語り●山口 創、有本匡男
写真●コ2編集部
“感じられない”とは、伸びしろがあること
山口 創(以下、山口) これは私自身の体感でもありますが、身体に触れてもらうとやはり、触れられた箇所もそうですし、身体の内側にも注意がいくようになります。でもこれには個人差があるのでは? とも思います。
感覚の敏感な人は、軽く触れられただけでもその効果が感じられ、身体の状態がよくなるだろうと思うのですけれども、触られてもあまり感じられない人との違いを、お聞きしたくて。
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