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実践、超護身術 第七回 身を護るための「証拠保全」 03

元刑事の武術家が教える、本当に役に立つ術
実践、超護身術


第七回 身を護るための「証拠保全」 03
文●葛西真彦

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録音の際の心得

前回に私が例にあげた不動産のケースは、最初からどこかで折り合いを付けることを目指したもので、その為には録音していることを相手に知らせないほうが有効なケースでした。

仮にこのケースで録音をしていることを最初に明かしていれば、相手も馬鹿ではありませんので、言葉も選ぶでしょうし、違う方法で、何か悪だくみを仕掛けていたことでしょう。その結果、互いに疲弊する徹底したぶつかり合いになっていたかもしれません。

付け加えると、これもすごく大事なことですが、音声を証拠化するためには当然、録音機が必要です。ただし操作に慣れてなければいけないし、相手に気付かれずにスイッチを入れなければなりません。

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