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DX戦記~○学生にもわかる、組織がDXを成し遂げる技術(過去のやり方は忘れようの巻)
やぁみんな、元気しているかい?
僕は元気じゃなくて、数日前から熱が出ているのに無理して働いていたら、全身に発疹が出てしまったよ。
そしたら、家族には「なにか拾って食べた?」と聞かれて、お医者さんに行っても「なにか変なもの食べた?」と聞かれたよ。
僕がいかにも道端で広い食いしそうな見た目なのかと、考えちゃったよ。
というわけで、今回はITシステム導入…じゃなかった…「DXをする」時に必要なことの一つ、「過去のやり方を忘れる」の話だよ。
情報技術の進歩が早すぎる問題
情報技術の進歩が体験(やり方)を劇的に変えている
この半世紀の情報技術の発展は素晴らしいよ。
例えば、50年前なら超大国の大統領しか使えなかったようなテレビ会談が、スマホ1台あればできちゃうレベルだよ。
まぁ、これが本来的な定義のDXなんだけどね。
業務の体験(やり方)も、情報技術の進歩でめちゃくちゃ変わるもんだ、と割り切る
こんなとんでもない事が起きている世の中だから、情報処理(ここではデジタルに限らないよ)が絡む業務はえらく変わるだろう、と言う事は想像つくよね。
それはつまり、自分のこれまでの業務の体験が邪魔になるかも知れないって事さ。
例えば、写真を送るのって、最近は大体SNSだよね。
フィルム写真だった時代は、現像して→プリントして→渡す、というやり方だったんだ。
SNSで写真を送る時、「写真を送る」という成果は同じだけど、やり方は全く残っていないよね!
でも、日本の会社のやるDXって、過去のやり方を尊重して、スマホで写真撮る→プリントする→スキャンする→送る、みたいな微妙な事が多いよ。そうならないように、やり方を忘れようね。
今風のやり方に更新するヒント
今風を体験する
今までのやり方を忘れる覚悟を決めて、ITツールを展示室や試用版で「今風を体験」しよう。
目的は「まじ?今は、こんな簡単に、こんな成果が得られちゃうの?」という体験を見つけて行く事だ。素直に好奇心を発揮しよう!
やり方よりも成果が重要・・・だけど、落とし穴がある
その時、たまに「今風だと、その業務自体が不要」という落とし穴があるので気を付けよう。
たとえば、サポート窓口業務の「今風なやり方」を考えるとしよう。
サポート窓口業務に限定して考えれば、いかにスマートに対応するかという事が成果だ。
だけど、実は、お客様がサポートに問合わせずに済むやり方が出来るなら、それがビジネス全体の望ましい成果だよね。実はこういう事がDXだったりするのだけど。
これはちょっと難しいんだ。だって、サポート窓口を担当していたら「サポート不要に出来ないか?」なんて考えるのは難しいんだ。
だから、DXとお題目を唱えるなら、ビジネス全体を考る偉い人も、ちゃんと「今風のやり方」を学ぶ必要があるんだ。(だから、ITオンチの経営者は早く引退する必要がある)
まとめ
ITシステムを導入して今風のやり方にしようという時は、最新の今風のやり方を体験して知る必要があるってお話をしたよ。
その時の心構えとして、業務の成果だけを念頭に「これまでのやり方に固執しない覚悟を決める」事を説明したよ。
なぜなら、情報技術の変化が早すぎるので、「今風の」やり方が劇的に変わっている事が多々あるから、それを受け入れるのは結構大変だからね。
そして、最後の方に「今風のやり方だと、この業務自体いらないという罠」がある事を話したけど、これはちょっと別記事でも触れようと思うので、お楽しみに。