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DX戦記~DXが出来ない3つの要因(その1)

やぁみんな、今日は少し趣を変えて、少し突き放した感じに日本企業がDXを進められない要因を説明してみようと思ってるんだ。

まぁ、良かったら読んでくれたらうれしいな。

DX阻害要因その1~業務を管理統制しない経営層~

業務の遂行に優秀な現場x業務の管理統制をしない経営層

日本的組織は「業務の遂行が優秀な現場x業務の管理統制をしない経営層」を貴ぶ文化があるよ。

今風だと「働かないおじさん問題」というね。
ようするに偉い人が、部下に「これやっといて」とか「対応しといて」と言ったら、優秀な部下が何とか出来ちゃうってことだ。

美しく「現場の裁量が大きい」とか「OODA」とか言って誤魔化す人がおおいけど、単純にビジネスプロセスのガバナンス(管理・統制)をしてないって話だね。

情報技術によって、業務の管理統制の重要性が高まった

実は、これは昔はよいやり方だったんだ。昔はビジネスプロセスを更新させる事が難しくって、現場の業務遂行能力が案外と競争優位性になったったんだ。

でも今は、情報技術の急速な発展で(D)、ビジネスプロセスを短期間で更新できる(X)ようになってしまったんで、それじゃあ、ちょいとマズいんだ。

だって、ガバナンスが出来てない=現場で何が行われているか分からない状態だと、新しい情報技術(D)を使ってビジネスプロセスを更新するという事が考えられないよね。

そして経営層が困った果てに、現場に「DXしといて」と言うと、現場は全体がわからないけど個別最適しちゃうんだ。とにかく優秀だからね。

つまり、情報技術(D)を利用したビジネスプロセスの抜本的な更新(X)は出来ないって話だね。

というわけで、企業のDXを阻む要因の一つは、業務を管理統制しない経営層という事になるよ。

分かったかな!?

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