現代にシェフなんていらない【モダ二ストキュイジーヌ・アットホーム】
「おいしい料理を食べるならレストランで」
そう思っていませんか?
もちろん、最高級のレストランは最高の料理を出してくれるでしょう。しかし一方で、お客さん全員の料理を作らなくてはいけないので、料理が少し冷めてしまったりとベストではない状態で料理を出すこともしばしばあります。
では、ベストな状態で料理を食べるにはどうすればいいのか?
その答えが「自炊」です。
自炊は安く済ませるためというイメージが強いですが、味に関しても自炊は強みがあります。
焼き加減や塩味などのシェフのテクニックは、一般人が真似しようとしても難しいです。寿司やフレンチの盛り付けなんかは習得までに数年かかるでしょう。
しかし一方で「味」だけにこだわれば、現代の調理機器を活かせば、再現も不可能ではありません。
今回の内容はそんな調理を最大限に活かした料理本を参考に解説します。
【モダ二ストキュイジーヌ・アットホーム】
料理をする上で最も難しいのが「温度管理」です。サラダは失敗しにくいのに、肉は焼くときによく失敗します。
これを解決するのが、調理機器です。本書では、レンジや低音調理器を使っておいしい料理の作り方を紹介します。
低音調理器は誰でも簡単においしい料理が作れます。基本的に高温にしなければ、食べ物は硬くなったり焼きすぎたりすることはありません。
レストランでは在庫管理のため難しい「一晩置いておく」というのが、家庭では簡単に出来てしまうのです。
特に、肉料理や魚料理を柔らかく仕上げるのは、レストラン以上に上手くできます。残りの味付けだけはレシピを見つつ上手にやる必要があります。
レンジで料理
低音調理器はもっていない方も多いかもしれませんが、レンジは誰しもが持っているでしょう。
レンジの能力は、冷えたものを温めるだけではありません。調理もできるのです。
レンジでは、温め方の関係で内部数ミリから温められるということと、水の多い部分が熱くなりすぎるといったことが起きます。レンジで温めたら、一部は熱いのに一部は冷たい、といった経験は皆さんあると思います。
この解決策は簡単です。蒸せば良いのです。
少し水分を入れてラップをするだけで蒸し料理ができます。これは特に細切れの肉や野菜の調理に使いやすいです。
以上から、低音調理器とレンジがあれば、肉と魚と野菜をカバーすることができました。煮込みや揚げ物などはこれらの調理機器ではできませんが、レシピを守れば煮込みで失敗することは少ないでしょうし、揚げ物のやり方は皆さんご存知だと思います。
ソースは市販のものが世の中にたくさんあるので、今回の調理機器で出来た柔らかい肉と野菜に合わせて、いつもの食卓をフレンチレストランのような豪華なものに変身させましょう。
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