「COEDO」に学ぶデザイン戦略【ブランドをデザインする】
ブランドにおいてイメージは大事です。
ファッション業界では、スタイリッシュなイメージを持たせるために、モデルから店舗の雰囲気までこだわります。
アップルなどのテクノロジー関連の企業では、スマートさやシンプルさが、イメージとして付加価値をもたらします。
そして、イメージの効果は絶大です。
ものを買う時に深く考える人は、あまり多くありません。時間には限りがあるからです。
そんな人達に一瞬で魅力を伝えるのが、「デザイン」です。そして、デザインがイメージを形作ります。
今回は、そんなブランドデザインに関する本を紹介します。
【ブランドをデザインする】
あなたなら、無名なビールブランドをどう有名にするでしょうか?
「COEDO」というビールブランドが、売上を上げるためにパッケージを刷新しましたが、ここにはたくさんのデザインテクニックが含まれています。(COEDOを検索してもらうとわかりやすいと思います)
まず、一番重要なのは名前を知ってもらうことです。なので、ビール名も「COEDO」にしてしまいます。
そして一番重要な差別化ですが、ここではビンに「coedo」の文字を浮き上がらせることで、買ってもらったときの感動を与えています。
お歳暮用のパッケージや社員の制服も上品に「COEDO」の文字がパターニングされており、頭に刻まれるようになっています。
このように、理論的に突き詰めていくのが、デザインなのです。実はデザインは地道な作業なんですね。ほぼ全ての洗練されたデザインは、理由の積み重ねでできています。
そしてその積み重ねは、経験と知識によるものです。このような良質なデザインにたくさん触れて、センスを磨いていきましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?