2週間前まで欝ぽかった私が学んだこと~「郷には従えない時もある」~
10月9日のある時、
頭がクリアになった瞬間でした。
今まで頭に雲がかかったようにモヤつき曇っていて、職場では、人の話を理解することができない状態になっていました。
人間って、パワハラというか…。
人格を否定されたり、受け入れがたいことを目の前でやり続けられても、何も反発できず、受け入れることしかできないとき。
・人って頭の中が曇って判断能力が低下し
・人の言っていることが理解できなくなり
・耳鳴りがして
・気付けばため息ばかり
「人間ってこんな風になる」と
知った初めての体験でした。
この体験でのわたしの学びは沢山ありますが…。
・自分の思いを大事にしていくこと
・誰がみても「変だ!」と思うことに精神を削ってまで時間を費やする必要
・自分の所有している資格を提供していい職場かどうかを見極める
ということを学びました〜✨
話を始めます☺
私は、新しい職場で働くことになると
気を付けていることがあります。
それは・・・。
新しい職場の決まり事を受け入れる!こと
つまり「郷に入っては郷に従え」です。
人って自分のいる環境に、新しい人が来て
「前はこうだった」と言われると面白くないものです。
私の経験ですが、新たな職場に入職し もともといるスタッフに、
純粋に「これはなんでこうなんですか?
前は○○のようにしていたので‥。」と質問したことで
この伝え方って地雷を踏んでいるんでしょうね。その後、そのスタッフから厳しく当たられた体験をしたことがあります(笑)
だから、相手が行っている行為やその職場の決まりには、疑問に感じても、初めは口に出さないことをモットーにしています。
(もちろん、相手のやっていることが正しいなら!ですよ💦)
新たな職場の郷に従い、職場に馴染んだときにはじめて、もともといる職員に
「あの人はまじめで仕事をしっかりしてくれる」
「悪い人じゃない」
「いい人じゃん」
と人となりを知ってもらえるようになり
その先に、感じていた色々な疑問について教えてくれる時期が、必ず来ます。
(もちろん、仕事をさぼっている場合は相手に評価してはもらえませんよ💦)
で、今回の話は、私がモットーとしている
「郷に入っては郷に従え」が今回の職場では適応せず
自分自身が、うつっぽくなってしまった。
という事件についてです。
ちなみに…。
今は、退職を申し出て頭が晴天でクリアになり、残り僅かな仕事の時間を楽しんでいる状況です(^^)
それでは、どのような「郷に従えない」ことがあったのでしょうか?
大きく分けると2つでした。
①介護・医療の常識を超えた関わりを行っている
②教育できる環境が確立していないにもかかわらず…。
「①介護・医療の常識を超えた関わりを行っている」について
まず、働いて1~2日目のことです。
通所者さんの血圧が高いため
腕を上げて血圧を測定しているスタッフがいました。そのスタッフは、介護や医療の資格を持ってない人でした。
その後も、色々ありまして…。
車椅子の乗っている通所者さんで
膀胱留置カテーテルを挿入している方がいたのですが、その尿が入っているバックを車椅子の送迎する人が押す、グリップ?ハンドル?にバックをかけているスタッフがいました。
これに関しては、「郷に従えない!」と思い
経営者に「私が言うことではないのですが…。感染のリスクがりますし、ご家族も「えっ」っと思っている可能性もあるのでやめた方がいいかと思います。」と伝えました。
そうすると、
経営者「(膀胱留置カテーテルのバックを上げなければいけないとは)知らなかった!」と言ったのです。
開業して間もない、事業所ならともかく、既に12年目くらいの事業所でした。流石に、この発言には、目が飛び出そうになりました💦
介護・医療界で経験のある方なら考えられないことだと思います。
もちろん、経営者が知らず知らずしてスタッフ同士がやっている可能性もあるでしょうが…。
さすがに、介護や医療の経験がないスタッフには、血圧測定くらいは教育しておくべきだろうと感じてしまいました。
まだまだ、あります。
デイサービスには、通所者の方一人一人に「通所介護計画書」があり、
その方の目指す目標が掲げられていて、その目標に沿って、その人にサービスを提供していくことになります。
つまり、看護師でいうと「看護計画」のようなものです。
長期目標や短期目標に向かい関わっていくというスタイルになります。
で、私は質問しました「分からないので教えてください。通所者さんは一体どこを目指して関わっていけばいいのですか?通所介護計画書の目標に沿って関わればいいのですか?」と。
そうすると…。
経営者「計画書は形式的にあるだけです。毎回いろんな方に同じ計画を上げてくるケアマネもいるくらいだし。」と笑って話したのです。
私は、介護業界は2年程度ですし、もしかして、介護業界は計画書は形式として必要なだけかもしれないなぁ!と思ったのですが、
今までの、仕事のやり方を見てて気づいてしまったんです。
そもそも、介護について勉強しないままやってきた人だったんだろうなと。
「②教育できる環境が確立していないにもかかわらず…。」についてです。
私が勤務して2か月目のことです。
この事業所では、朝、事業所に来た通所者さんに、まず、お茶を提供することになっているのですが…。
Aさんについては、朝いちばんに紅茶を提供することになっているようでした。
そんなAさんに、私は朝一番にお茶を提供してしまいました。
経営者「Aさんは、まず、朝に紅茶を提供することになっています。」といつも通り強い口調で指摘を受けました。
私はこれは申し訳ないと思い
私「すみませんでした。今まで知りませんでした。(ちなみに)Aさんが紅茶だということは、どこに書いてありますか?」と返しました。
すると…。
経営者「書いてありません。」と言われたのです。この時は、うつっぽかった私ですが流石に笑えました。どう考えても、知るすべがなかったやん!と。
また、入浴で軟膏を塗布する通所者の方が数人いるのですが。
私はリーダーをすることもあったので・・・
経営者に、
私「私、誰にどのような処置をするか覚えられないので(←下手に)、一覧表を作成して、どのスタッフが見ても対応できるようにしたいのですが…。」と伝えたところ…。
経営者「そんなのいりません。毎回、スタッフが軟膏を塗っているか、リーダーが確認すればいいので。」とのこと。
そのくせ、その経営者は、他の一覧表を作成し「こういうのがあるとスタッフに伝わりやすいからいいんです。」と話していました。
なので、一人一人のケアについて振り返る記録もほぼないのに、簡易的な確認するすべもない。つまり、その都度、スタッフが個人の対応を頭の中にアップデートする業務スタイルだったんです😿
ん~、結果をいうと、言うことやることが気分で変わるわ、基礎知識ゼロ。
無資格で介護について知識がなく経営されてきた人で、他の事業所や介護業界の仕事を知らないままやってきたんだろうなぁと。
そもそも、一般社会では仕事ができなさそうな人でしたから(笑)
他にも、新しい仕事を教えてもらうときに
ざっくりとしか仕事の流れを伝えてくれないのにも関わらず、私が想定できずミスしたことを、この世の終わりのように責め立てられ、
経営者「分からないことは質問してください」「おっちょこちょいなところがある」と罵られる始末😢
私から言えば、初めてのことに疑問は生まれないし、質問しても否定される。
もちろん、おっちょこちょいなところもあります。でも、そのミスは、しっかり教えることができる人なら生まれないミスだし…。とずっと感じていました。
(ちなみに、私は、自分が教えたことで相手がミスしたら、自分はどうすれば良かったのか?と反省し次につなげるタイプです)
ということで、
スタッフを教育する方法や仕事を円滑に進めるためのツールもなく、気合と記憶力で教育するスタイルで新たなスタッフを迎える職場でしたし、経営者自体、感情的で、根拠に乏しく、知識なしの直感で切り抜いてきた人ぽかったです。
今は、令和なのに この経営方法はまずい!と大変勉強になりました。
あ〜なかなか上手く伝えきれないです(笑)
本当はまだまだ書ききれないことがありますから。
今だから、やっと笑って言えることなんですね!
そんなこんなで
今回は、診断は受けていないにしても
欝って誰にでもなるんだな~
とか、
こんな経営者でも経営しているんだなぁ~
とか
無資格者であっても、ちゃんと勉強している経営者がいいなぁ~
とか、
自分の資格をちゃんと活用してもらえる先で就職すべきだなぁ~
と色々と勉強になった3か月でしたぁ~。
ちなみに、私が退職することを、こっそりと他のスタッフに伝えたところ
スタッフ「今まで、この職場で2人欝になって辞めた人います。」
だそうです。もうここまでくれば、経営者が威圧的で感情的でおかしかったとしか言えないなぁ~と清々しい気持ちになりました(笑)
私のつらい経験が、笑いとして読んで頂け、誰かの楽に繋がりますように✨
今は毎日笑顔で過ごせている ゆきんこ でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?