後悔しない普段使いのバックパック・リュックの選び方
リモートで色々な場所で働く人間として、また31カ国を行ったり来たりする旅人として。
10年以上、毎日MacBookやカメラ、iPadなどを持ち歩いてきた私の経験から、日常使いのバックパック・リュック選びのポイントをシェアしましょう。
バックパック本体の重さより、重さを感じさせないバックパックを選ぶ方が吉
重たい荷物を持つのって辛いですよね。なるべく日々背負う荷物は軽くして快適に過ごしたい。
そこでやってしまいがちなのが、軽いバックパックを選ぶということ。
バックパック自体が軽いのはもちろん大事ですが、実際に背負ったときにどれくらいの重さを感じるかがもっと重要です。肩への負担を軽減するために、パッド入りのショルダーストラップやがあるものが理想的。
軽さを追求するとこういった工夫ができなくなり、結果皮肉なことに「荷物が重く感じる!」という事になったりします。奥が深いよね。
例えば無印のリュックなどは、ストラップの厚みが工夫されていて肩にぴったりとフィットするものが採用されています。
またabele carryというブランドのバックパックは構造全体で荷物を抱え込む様になっていて重さを感じさせない商品があります。
良いブランドは各社工夫してるんですよね。
※YouTubeでは、今回の記事の観点で選んでいる、5000円以下で手に入るコスパ抜群のリュックを動画で紹介しています。
背中が蒸れない素材や形のものを
長時間バックパックを背負っていると、背中が汗で蒸れてしまうことってありますよね。特に湿度の高い日本で日々使うということは湿気対策が重要。
そんなときは、通気性の良いメッシュ素材や、背中に空気の通り道があるデザインのバックパックが快適さを保ってくれます。
Wexleyのシリーズでは背面パネルがボコボコと凹凸があり隙間に風が通るように。
ちなみに、ヨーロッパや北米のブランドだとそもそも気候自体、乾燥しているのでそれほど湿気対策こだわっていない物があるので注意しましょう。ここは湿気の国です。笑
欲しかったモノより数段階、シンプルなデザインを選ぼう
ファッションの話をしましょう。
バックパックやリュックというアイテムはそれ自体が「カジュアル」アイテムに属するもの。フォーマルな仕事の現場でバックパックを使うこともあるけど決して主流ではないですよね?
そのため「普通のバックパック」程度の見た目では、背負った時に全体としてかなりカジュアルで子供っぽい印象を与えます。普段のコーディネートがドレスっぽい綺麗めのファッションの人ならバランスが取れるかもしれませんが、服装を選ぶアイテムというのは良いアイテムとは言えません。
そこでおすすめは想定の二段階、シンプルで高級感のあるバックパックを選びましょう。
シンプルで高級感あるデザインってどういうこと?
という人はこの3つ基準を参考にしてみて!
・余計な飾りがなく、表面がツルッとしている。
・素材にシワがつきにくく光沢感がある。
・色がモノトーンか彩度の低い色。
また、シルエットは丸っぽいものよりも縦長のほうがよりスマートで大人っっぽく見えます。
定番のAir、Wexlay、また最近はThe Tokyo Teckpack とか、低価格なものではsoleile のシリーズなどもシックなデザインとしておすすめ。
レザー素材を選ぶならマザーハウスのアンティークスクエア(特に黒)などがいいかもしれません。
サイドポケットはないより絶対あったほうがいい
バックパックのサイドポケットって、本当に便利。傘やペットボトルをすぐに取り出せるだけでなく、中の荷物が濡れる心配もありません。特に雨の日には、外側に傘を収納できるのがとても助かる。
デザインをシンプルにするためにサイドポケットを排除しているものも多い
ですが、ここはぜひあるものを選んでほしいところ。
無印の定番、Air、Wexleyの一部商品、milestoの商品も使い勝手がいいサイドポケットがついています。
型崩れに気をつけよう
見た目が素敵なバックパックでも、荷物を入れた途端に型崩れしてしまうことがあります。それを防ぐためには、実際に重いものを入れてみて、形が崩れないかを確認することがベストです。店頭で試してみることで、自分にぴったりのリュックかどうかがすぐに分かりますよ。
マザーハウスなどは型崩れが起きやすい場所に芯材をいれて固くすることで防止しています。
デザインと実用性を兼ね備えたバックパックを選びましょう!
自立するバックパックは高得点
個人的にここは一番推したいポイントです。
自立するバックパックは、あなたの思っている数倍便利。荷物を入れて歩いているとちょっと休憩したいときに床に置きたいというときがあるんです。また立てたまま中身を取り出すのも簡単。特に電車移動の際、カフェでちょっと荷物置きたい時、この利便性がめちゃめちゃ役立ちます。店頭で選ぶときは「自立しますか?」って聞いてみると良いと思います。(それかやっぱり荷物を入れてテストかな。)
バッグハンガーを常時かけられるデザインか?
例えば床がヌルヌルしてる町中華に行ったとしましょう。バックパックを床に置くの、ちょっと抵抗ありますよね。そんなときはバッグハンガーを使うのがバックパック愛好家の常識になっています。テーブルやカウンターに引っ掛けてバックパックを吊るすことで、場所を取らずに清潔に保てます。軽くて持ち運びも簡単。
ということで、バッグハンガーを装着したときにかっこいい形かどうかも検討しましょう。
仕切りとポケットの使い勝手をチェックしましょう
バックパックの中にどれだけの仕切りやポケットがあるか、そしてそれらが使いやすいかを確認することも大切。整理整頓がしやすいバックパックは、荷物を効率的に収納できるだけでなく、必要なものをすぐに取り出すことができます。特に、ノートパソコンやタブレットを持ち歩く場合は、専用のクッションポケットがあると安心。リュックを選ぶ際には、内部のレイアウトもチェックしてみましょう!
大抵のバックパックは縦長の空間。仕切りの収納力次第で収納力が何倍にもなります。自分がいつも使うもの、取り出すものに合ったポケットかどうかを検討の上で。
と、以上がバックパック・リュック選びのコツになります!
それらを考慮して私が今使っているのはこの2つ。
これはねー、本当に気に入っていてこれのレビュー記事もまた別に書きます!機能性、デザイン、全てほぼ100点に近いもの。
もう一つは先程も紹介したマザーハウスのアンティークスクエア。
これは機能性もさることながら愛着があって手放せないという感じのバックパックですね。
また、以前使っていてとても良かったのはこれ。
これも自立しないという弱点を除いてほぼ完璧な旅リュックなのですが、いかんせんちょっと女性的なデザインになってるので女性におすすめしたい!
で、低コストで使いやすかったのはやっぱり無印でした。
でも結局いちばん大事なのは「気分が上がるか」だよね。
参考になったでしょうか?色々言ったけど最終的には持っていて気分が上がる、一緒にいて楽しいモノがあなたにとってのベストバックパックです。
素敵な旅と移動ライフを!
※YouTubeでは5000円以下で手に入るコスパ抜群のリュックを動画で紹介しているので興味がある人は是非。
最後にちょっと自己紹介。
普段世界を旅しながらデザイナーとしてこんなの作ったりしています。