古靴再生。色染めプロジェクト!(其の一)
1.古靴を購入
これが今回色染めの犠牲となる革靴の元の写真です。写真は購入直後に撮影したものなのですが、リサイクルショップで見かけた時、あーこれは保護せねばならんという直感が働きました。2000円弱で購入。
メーカーはJulius Marlowというオーストラリア・メルボルン発祥の靴会社です。残念なことに今はこのような手の込んだ靴は作っていません。根拠のない想像ですが、80年代以前に作られたものだと思います。(誰か詳しい人教えてください。)
この靴はグッドイヤーウェル製法だし、ソールもアッパーも厚くとってもしっかりした造りだというのは一目で判りました。何より大きなクラックなし、踵内側部分の破れもなく、どこまで綺麗になるかな…と期待が膨らみ、即決しました。(ちなみに解決ビフォーアフターは大好きな番組です。)
購入時の試し履きでもサイズはぴったりだったのですが、今となっては少し後悔しております。その話は最後に。
2.汚れ落としと水洗いをしてみた
古靴購入後のルーティーンなのですが、汚れ落としのクリームを使い、その後水洗いをしました。写真は、水洗い後の乾燥後の様子です。少し荒れた感じがありますよね。
基本的に古靴を買ったらこの工程を踏むことが多いです。とにかくすっぴんに近い状態に戻して、汚れや以前に塗られたクリームやワックスなどを落とすようにしています。
人によっては、この時に、荒れた部分を細かいサンドペーパーで削る人もいるそうです。まぁ濃い色に染めるので今回はまぁいっかと、脱色に挑戦しました。
3.脱色に挑戦。革から色を抜いてみよう。
こちらアセトンを布に濡らして、革の脱色をしました。写真右側つまり左足用は少し色が抜けましたが、それでもただ思っていたほど色が抜けていない…というのが正直な乾燥です。
この状態で染色していいのか?と自問自答し、色々調べてみるともう少し色が薄くなっている過去の例をみました。その一つに、メラミンスポンジを使っている書き込みがあったので、少しゴシゴシしました。それが次の写真です。
3‐1.脱色に再挑戦。メラミンスポンジで少し擦ってみる。
直前の写真より色が薄くなりましたね。メラミンスポンジでこすってあげると色が薄くなります。もっとやっていいのかなと思いつつもこのあたりで諦めました。
…ということで、今回はここまで。続編は其の二に続きます。