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よく考えて。本を読むだけ読んで、また「成功した気」になっていないか。

自戒の日記。

ここまでの時間、色んな本を読んだ。新しい本を手に取ったし、前に読んだ本を見直した。

それなのに、何かがモヤモヤする。頭が止まってしまったような気がする。

と、ここまで思ってやっと気が付いた。

今の私って、受験勉強をしていた頃の自分と全く同じだ。



私はビジネス本を読むのが好きだ。その大本は、受験対策の指南書だった。

同じアパートに住んでいた一回り上の子が大学に入学し、使っていた参考書などを譲ってくれた。その中に入っていたのが難関大学に合格するための勉強法を記した本だった。私はこれを夢中になって読んだ。これをやれば無謀だと思っていた大学にもいけるのか。そんな凄いことができるんだ。

察した方もいるかもしれない。私はそれを読んで「勉強した気」になるのが好きだった。いくら読んだからと言って、その通りに勉強しなければ成功なんてできないのに。



多くのビジネス書が語る「行動力」というものは、まさにここなんだろうと思う。その一歩を踏み出せるかどうか。どんなに夢物語への道を記されたところで、その勇気と覚悟がなければ前に踏み出せない。または、それほどに気負わない楽観的思考を持つか。

まさか今も、昔と同じことを繰り返しているのだろうか。



どうして勇気が持てないのか。受験勉強の時は「勧められていた参考書が難しそう」とか「面倒くさい」とか「ほかにやりたいことがある」とか、そんな理由で突っぱねていた。

そもそも当時は大学受験を受ける意義が全く見いだせていなかったのだ。「まあ社会人として、大学に入るのは当たり前なんだよね」みたいな、しょうもなさすぎる意識だった。

今はどうか。変わりたいと願う気持ちがあるのは確かだ。でも辛い事や面倒なことに立ち向かう覚悟がなかった。

子どもか、私は。


「夢をかなえる」って華やかじゃない。覚悟を決めることなんだ。

考え直せ。なりたい自分はどこだ。辛いことに向き合うことになっても、求めたい私の「姿」とは何か。

「でも」とか「だって」とか、四の五の言うな。

私の夢だ、自信を持て。そして、幸せになる覚悟を持て。

人生ってもっと貪欲に、意地汚く何かを掴みにいっていいんだ。


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