第29話 初めの能力
予知夢
ナビ:ハジメの能力、予知夢とは?
未来の予知
ハジメは夢が未来を予知するものであることを確信し始めた。
彼はこれからも夢を注意深く観察し、それが現実にどのように反映されるかを記録することに決めた。
ハジメ:この能力は何だ?
ハジメ:過去の記憶が見せる「未来予知」の延長線なのか?
ハジメ:僕は未来を予知できるのか?
ハジメ:……
ハジメ:これが…僕の能力!?
その夜、ハジメは再び夢を見た。
夢の中で彼は、次の日に起こる出来事を詳細に見た。
ハジメ:また未来が見える…
ハジメ:これは予知夢だ…
ハジメ:これが…僕の能力なのか?
巫女:やはり、能力開花ですね
巫女:ハジメ君の能力は…
巫女:「予知夢」で間違いないでしょう
ハジメ:不思議な感覚だ…でも…
ハジメ:見える、見えるぞ!
ハジメ:未来が見える!!
巫女:それは良かったです!
巫女:ふふっ…上手くいったわね
夢の中での出来事がどれも現実に起こり得るものであることに気づいたハジメは、その内容を忘れないように目覚めてすぐにノートに書き留めた。
行動と選択
翌日、ハジメは夢の内容が現実になるかどうかを確かめるために行動を始めた。
彼は夢で見た場所や人物を訪れ、予知夢がどれだけ正確かを確認した。
ハジメはタマを連れてある場所へと向かう。
ハジメ:タマ!今日もお外で冒険だ!
タマ:いくみゃ!!
ハジメ:昨日見た夢の交差点は…
ハジメ:確かこの辺りだな…
タマ:どしたみゃ?
ハジメ:あった!ここだ!
ハジメは交差点を見つめ確認する。
ハジメ:凄い…凄い、凄い!!
ハジメ:面白いように既視感があるぞ!
タマ:みゃうみゃ?
ハジメ:あの女性はこっちに来る…夢の通りだ!
ハジメ:あのサラリーマンはあの喫茶店に入る…やっぱり!
タマ:凄いみゃ!
ハジメ:全て予知夢の通りだ!!
すると、夢の中で見た出来事が次々と現実に起こり始めた。
ハジメ:これは本当に未来を見ているのか…?
ハジメ:それともただの偶然?
タマ:みゃう…
ハジメ:そうだよな!タマ!
ハジメ:未来がこの手の中に…ある!
タマはハジメの足元で静かに鳴き、彼の疑念を受け入れるかのようだった。
予知夢の終わり
ナビ:ハジメは自分の能力で過去が救えることに気付く
未来の予防
ハジメは、夢が未来を予知するものであることを理解し、それを利用して未来の出来事を予防することができると気づいた。
ハジメ:タマ!聞いてくれ!
タマ:みゃうみゃ?
ハジメ:未来が見えるだけ…
ハジメ:ただ、それだけなんだけども…
ハジメ:それでも!
ハジメ:この能力、本当に凄いぞ!
タマ:凄いみゃ!
ハジメ:使い方によっては何か…
ハジメ:何か大きなことができそうだ!
夢の中で見た災難を防ぐために、彼は積極的に行動を起こし始めた。
初めのきっかけ
ある日、ハジメは夢で見た交通事故を防ぐために、事故現場に急いで向かった。
ハジメ:事故は、この現場だな…
ハジメ:皆さん!早く逃げてください!!
ハジメ:ここにバスが突っ込んできます!!
一般人A:本当ですかっ!?
一般人B:何言ってんだ、あいつ?
一般人C:えっ…?
ハジメ:騙されたと思って!
ハジメ:いいから早く逃げて!!
ハジメ:時間が無い!
ハジメ:逃げろおおお!!
ハジメが叫んだ瞬間、バスが信号を無視して突っ込んできた。
ハジメ:危ねえええ!!
一般人A:キャー!!
一般人B:あっあぶねー!!
一般人C:ええー!!
ハジメ:危ない!!間一髪だった!
一般人A:な…なんでわかるの!?
一般人B:ど…どうなってんだ!?
一般人C:す…凄い…あの人!!
ハジメ:フゥー…よかった!
ハジメ:やはり予知夢は凄い!!
彼の助言のおかげで、奇跡的にも人的被害はなかった。
彼はその場にいた人々に警告し、危険を避けることができた。
ハジメ:僕の夢は未来を予知しているんだ!
ハジメ:僕はこの能力をうまく使って…
ハジメ:人々を助けることができる!!
ハジメ:これなら、あのときに対応できるぞ!
ハジメが初めて能力を使って人々を救った日となった。
新たな決意
ハジメは自分の夢が未来を予知する能力を持っていることを理解し、その能力を善用する決意を固めた。
ハジメ:僕のこの、予知夢の能力で…
ハジメ:人々を救えることが分かった!
ハジメ:この能力を使えば、きっと…
ハジメ:あのときの…友達を救える!!
彼はこれからも夢を観察し、それを通じて未来を予測し、できる限りの対策を取ることにした。
彼の冒険はさらに深まり、未知の領域へと進んでいく。
つづく。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?