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第75話 会議の始まり
会議
ナビ:ハジメたちは巫女のいる神社へと集まる
神社到着
神社03
田中家を後にしたハジメとタマは、巫女たちのいる神社へと合流した。
ハジメ:悪い!遅くなった!
ハジメ:意外と時間掛かったな
タマ:お待たせにゃ!
巫女:おお、ようやく来たか!
巫女:んで、挨拶はきちんと済ませたのか?
ハジメ:ああ、ちゃんと挨拶してきたよ
ハジメ:巫女さんの言う通りに行動してきたぜ!
タマ:オラたち、準備は万全にゃよ!
巫女:そうか、それは良かった
巫女:お前たち家族の理解が、一番重要だからな!
巫女:これからの相手は手強い相手だぞ~
ハジメ:ああ、念には念を入れないと
ハジメ:敵がどこに潜んでいるかもわからねぇー
タマ:エリにゃんたちはもう着いてるにゃ?
巫女:おう!中で待っているぞ!
巫女:エリも強くなりたい、と言っていたからな
巫女:そろそろ終わる頃だろう
タマ:エリにゃんは充分強いにゃよ!
ハジメ:…そっか
ハジメ:なら安心だ!
巫女:では、ついてまいれ
巫女:先にお前たちの寝床を案内してやろう
ハジメ:すまない、巫女さん
ハジメ:これから、お世話になるよ
タマ:お世話になりますにゃ!!
巫女:ふふふ…
巫女:くるしゅうない!
巫女:わが家だと思ってくつろぐがいい!
巫女の案内のもと、部屋へと通されるハジメとタマ。
能力の進化
神社部屋01
タマ:にゃ~…凄く神聖な場所だにゃ!
ハジメ:ここを使っていいのか?巫女さん
巫女:おう!気兼ねなく使うがよい!
巫女:ここは既に結界を張っておる
巫女:連中に、居場所を察知されることもない!
巫女:いくらお前たちでも寝込みを襲われると、たまったもんじゃないからな
巫女:こっちも準備は万全だ!
タマ:ありがとにゃ!巫女にゃん!
ハジメ:ありがとう、巫女さん!
ハジメ:そうだ!巫女さん聞きたいことがあるんだ
巫女:どうした?ハジメ
ハジメ:覚えた能力って消えるのか?
ハジメ:未来予知はできるんだが…
ハジメ:予知夢の能力が無くなっているんだ
巫女:ふむふむ…
巫女:ハジメ!それは簡単な質問だ
巫女:まず、一度覚えた能力が無くなることはない!
巫女:天球を使用した一部例外もあるが
巫女:基本的に一度習得した能力が消えてなくなるなんてことはない!
ハジメ:そっか…じゃー、なんで予知夢が使えないんだ?
巫女:ハジメ!お前の場合…
巫女:予知夢が使えないのではなくて、予知夢が進化しただけだ!
ハジメ:…進化?
ハジメ:能力も進化するのか?
巫女:左様、お前の予知夢は未来予知へと進化したのだ!
巫女:まぁ予知夢も未来予知も似たようもんだが…
巫女:夢を介さず、その場で予知ができる分…
巫女:大幅な進化と捉えていいだろう!
ハジメ:なるほどな…
ハジメ:能力も進化するのか…
ハジメ:ってことは…未来予知の先もあるってことか?
巫女:基本、全ての能力に上限はない!
巫女:能力使用者の強さによって能力の種類が決まると言っていいだろう
ハジメ:そっか…やっぱ強さか…
ハジメ:未来予知の…その先か…
巫女:未来予知の先は、未来予見…鮮明に未来が見えることだろう
巫女:あと私の知る限りだと…事象の改変って言葉も聞いたことあるな…
ハジメ:そういえば…賢者ブランが言ってたな
ハジメ:俺の次元の扉の行先を変えた…事象の改変か…
巫女:事象の改変…一度確認した未来を、自分の好きなように変えてしまう能力だな
巫女:賢者クラスの能力だ、予知もそこまで進化していてもおかしくはない
ハジメ:事象の改変か…
ハジメ:高レベルだと、そんなことまで可能になるのか…
ハジメ:……
ハジメ:やっぱ能力ってスゲーな!
つづく。