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第34話 初めの反省
初めの反省
ハジメは自分の勘違いを認めて猛省する。
前世の優しさ
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ハジメ:僕の思い込みでした…ごめんなさい…
過去:まぁ、わかればいいや
過去:俺は「未来の俺」に説教をしにきたわけじゃねーぞ?
過去:頼むぜ?未来の俺よ…
ハジメ:本当にごめんなさい…
ハジメ:心から反省してます…
過去:まぁ、そう落ち込むなよ!
過去:んじゃ本題といこうか、ついてこい未来の俺!
ハジメ:はい!ついていきます!
「未来の俺」という心に響く言葉に猛省するハジメ。
まだまだ自分は子供なんだと深く反省をしたハジメであった。
今回はその人物と共に特定の場所を訪れ、過去の風景や出来事を目の当たりにする。
夢の過去の世界
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過去:……てな事があってな!
ハジメ:凄い…これが過去?
ハジメ:今よりも近代的な光景だ!
過去:……
過去:聞いているか?未来の俺
ハジメ:はい!聞いてます!
少々頼りない未来の俺だった。
夢の中で、ハジメはまるでその時代に生きているかのような感覚を味わう。
前世
ナビ:前世の記憶に触れたハジメは何かに気づいていく
過去世の記憶の断片
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夢から覚めたハジメは、過去世の記憶が断片的に蘇っていることに気づく。
ハジメ:前世の記憶が少しづつ蘇る…
タマ:そうみゃ…
ハジメ:まさか、「過去の僕」が革命家だったなんて…
タマ:みゃうみゃう!
それは、彼がかつて革命家として生きていた時代のものであり、彼が経験した戦いや人々との関わりが脳裏に浮かび上がる。
ハジメ:過去の僕が言っていた…
ハジメ:「王女を守ってくれと…」
ハジメ:王女って…誰だ?
タマ:みゃうみゃ!!
人の話を最後まで聞いていない、人してどうかと思うハジメであった。
最初は信じられない気持ちが強かったが、次第にそれが真実であることを受け入れ始める。
記憶の片鱗
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ハジメは日常生活の中で、ふとした瞬間に過去世の記憶が蘇ることを体験する。
街の風景や人々の顔、特定の香りや音が彼の記憶を呼び覚ます。
ハジメ:この風と匂い、そしてこの香り…
ハジメ:王女と駆けた、あの戦場が懐かしいな…
遠藤:何言ってんだ、ハジメ?
遠藤:お前…やっぱおかしいぞ?
サエコ:大丈夫?ハジメ君…
ハジメ:ん?僕は今、何を言ったんだ…
ハジメ:これも前世の記憶か…
遠藤:女王様に振られたんか?
遠藤:まさか…お前、変な店に行ってないよな?
サエコ:ええ!そうなの?ハジメ君…
ハジメ:ああ、ごめん…遠藤、サエコ…
ハジメ:最近…僕は自惚れていたみたいなんだ…
サエコ:ええっ!そんなプレイがあるの!?
サエコ:ハジメ君が…女王様に…そんな…
遠藤:まぁ…自惚れは若さの特権だ!
遠藤:ほどほどにな、ハジメ!
遠藤はハジメの肩をポンポンと二度叩いた。
その度に、彼の心には強いデジャヴ感が広がり、過去と現在が交錯する感覚に包まれる。
つづく。