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上海トランジット、夢の国の目の前まで行ってきた

2024.2.29〜3.1、タイ・バンコクから中国・上海経由で日本に帰国しました。飛行機の乗り継ぎ時間に1人で上海ディズニーの目の前まで行ってきた時の話をします。

初めての中国でたくさんの方に助けてもらった経験を大切にしたいと思い、この体験談を書きました。

そして、もし飛行機の乗り継ぎ時間に上海を観光したいと考えている人がいたら何か参考になるかもと思い、トランジットのことについてもまとめてみました。参考になったらもちろん嬉しいですが、情報が変わっている部分もあるかもしれないので、ご了承ください。

目次をつけたので、トランジット自体に興味のない方はそのまま後半へ。

基本情報

  • 飛行機乗り継ぎ経験なし

  • 中国語勉強中の自称日常会話レベル

  • 発着ともに浦東国際空港

  • 深夜1時上海着、17時出発(待ち時間約16時間。ただし深夜便なので、実際に観光できる時間はもっと少ない)

上海乗り継ぎのフライトを予約した時から、「トランジットを利用して上海ディズニータウンに行きたい!」と思っていました。上海には、ディズニーランドに入らなくてもグッズを買ったりごはんを食べたりディズニーを楽しめる場所があります。日本でいう、イクスピアリ的な。
そこで、
①ディズニーのグッズを買うこと
②お昼ごはんを食べること
この2つを楽しみに、トランジットチャレンジの計画を立てていきます。

◎事前準備

1,行き方を調べる

いくつかのサイトで調べたところによると、浦東国際空港から上海ディズニータウン(上海ディズニーランド)への行き方は、①地下鉄 ②地下鉄&リニア ③タクシー ④シャトルバス の4つ。

特に参考にしたサイト↓

私が感じたそれぞれのメリットとデメリットは、
地下鉄:◎安い △混んでるかも、乗り継ぎあり
リニア:◎早い、たぶん空いてる △高い、乗り継ぎあり
タクシー:◎絶対たどり着ける、絶対座れる △想定より高くなるかも、渋滞に巻き込まれるかも
シャトルバス:◎絶対たどり着ける、絶対座れる △本数が少ない、渋滞に巻き込まれるかも


私は、行きはタクシー、帰りは地下鉄にしました。

ちなみに、シャトルバスがあったらバスが良いなと思って聞いてみたけど、「バスは無い」と言われました。「バスはもう無くなった」なのか「今の時間は無い」なのかは、分かりません。。

2,eSIMを購入

中国ではGoogleやLINE、Instagramなど日本で当たり前に使っているアプリが使えません。
kkdayで、中国でもLINEやインスタが使えるeSIMを探して購入しました。値段や容量、口コミを見て、決めました。口コミ大事。


SIMカードやWi-Fiもありますが、まだ使ったことはありません。今のところ私はeSIM推しです。

上海ディズニータウンに行く日は絶対に普段のアプリを使いたかったので、日本→中国→タイの行きの乗り継ぎの数時間分も同じeSIMを買って、本当に使えるか試しました。

3,QRコード決済アプリをダウンロード

中国では現金よりもコード決済が主流で、現金とクレジットカードが使えなかった時のために、Alipayを入れました。

Alipayは、日本で発行したクレジットカードで登録することができます。事前に空港の売店で使えるか試したところ、QRコードを見せるだけで支払いできました。少なくとも、空港の売店、コンビニ、タクシー、駅の券売機では使えました。

注意点は、手数料がかかるらしいってことと、送金するにはワンタイムパスコードが必要だということ。ワンタイムパスコードを入力するには、中国で使える電話番号を持っている必要があります。(私はこれを知らず…。後半に続く)


インターネットやYouTubeでできる限りの情報を調べて、自分なりに準備をして、楽しみと不安が半々の状態で、いざ中国入国。

◎上海ディズニータウン

1,ショッピング

インパした訳じゃないのにパーク内のグッズやお菓子買えるの嬉しい!
店舗の中を何周も何周もして、厳選して、でも後悔しないようにたくさんお買い物しました。

カゴに商品を入れていると、中国人男性に「一緒に買ったら安くなるから、一緒に買わない?」と声をかけられました。
まだお土産は選び途中で、本当に安くなるのかも分かりませんでしたが、好奇心と冒険心で買うと決めていたぬいぐるみだけ試しに買ってもらうことに。

上海のステラ・ルー🐰

結果、本当に割引価格で購入することができました。

🌼嬉しかったことNo.1🌼
現地の中国人とコミュニケーションをとって、お得にステラルーをゲットできた!


なんで日本人の私に声をかけて買ってくれたのか聞いてみたら、
「君は友達だから👍」とだけ言われました😂

無事に安く買ってもらえたので、Alipayでお金を送金しようと思いました。

....!


\ワンタイムパスコードが届かない/



人から人への送金に、ワンタイムパスコードが必要なんて知らなかった、、、。
中国で使える電話番号を持っていないので、何度やっても届かない、、、、。

幸い、ステラルー1人分の現金は持っていたので、全額現金でお返ししました。
返金できて一安心。


しかし、Alipayが使えなくなったことには大焦り。

そもそもこれは数日間の旅行ではなく、あくまでもトランジット時間を利用した短時間の観光。あまり多くの額を換金しなかったので、帰りの交通費を使いきってしまいました。さらに行きがタクシーで到着場所が駅ではなかったので、「駅に着いた時に帰りの切符も買っておく」こともしていませんでした。

さあどうしよう。


2,帰れなくなりかけた

状況を整理すると、
①現金なし
②日本円は持っていたけど近くに換金所なし
③Alipay使えない※1
④タクシーも地下鉄もクレジットカードで支払えない

焦った自分が焦った自分なりに冷静になって考えた方法は、
①日本人を探して、私が持っている日本円を中国元に換えてもらう
②ディズニーから空港まで歩く

とりあえず、駅員さんに相談しようと駅に向かいました。



駅に向かう途中、近くでディズニーのカチューシャ(偽物)を売っている女性に「これ買わない??」と声をかけられました。その人たちは、出稼ぎ農民かどうかは分からないけど、駅にいる他の人と服装を比べた限り少なくとも富裕層ではないと思います。
私は彼女に、お金を持っていなくて、空港まで行きたいのに切符が買えないと話しました。


ここで、

🌼嬉しかったことNo.2🌼
彼女は近くでグッズ(仮)を販売していた仲間を呼んで、「この子が空港まで行きたいのに切符買えなくて困ってる!」と言い、みんなで少しずつ現金を出し合って切符を買おうとしてくれた。


優しさに感動しすごく嬉しかったけど流石に申し訳ないので、「ありがとう、でもまずは駅員さんに相談してみます!」と伝え、駅に向かいました。

🌼嬉しかったことNo.3🌼
駅員さんが、嫌な顔ひとつせずに「私たちがなんとかするよ!」と、無線で連絡を取ったり待ち時間に話しかけてくれたりした。


結果、駅員さんに案内してもらった券売機でAlipayを使って無事に切符を購入できました。乗り換えの駅まで親切に教えてくれました。
※1送金ができなくてAlipay使えなくなったと勝手に思い込んでいた可能性が高いです...。

切符買えたことを、助けてくれたグッズ売りの方たちにも報告しました。「よかったね!行ってらっしゃい!」と見送ってくれたのを、覚えています。


3,帰り道

切符を買えて安心したのもあり、ごはんは諦めて余裕を持って空港に向かうことにしました。

だいぶ混雑していたけど、LサイズのスーツケースにLサイズのお土産袋を持ちながら無事地下鉄へ。

🌼嬉しかったことNo.4🌼
混雑している車内で大きな荷物を持ちながら立っていると、1人のおじいさんが「君ここ座りなよ!」と席を譲ってくれた。


最後の乗り換えを終えて、あとは座っていれば空港に着く!と思っていた時、まだ途中の駅なのになぜか電車が止まってしまいました。あれ、乗り換え終えて空港に止まるやつ乗ったはずなのに…と思い、ホームをのぞいたり車内の路線図を見たりしていたら、車内にいた男性が声をかけてくれました。

🌼嬉しかったことNo.5🌼
「空港?これ降りて、何番線の電車に乗れば着くよ」と、親切に教えてくれた。

思いがけない乗り換えが増えたので少し時間はかかったけど、迷わず空港に帰ってこれました。上海ディズニーから空港に辿り着くまでに関わってくれた全ての人に、感謝の気持ちを伝えたいです。


中国人って

以前大学の授業で学んだ、

中国人は助け合いが当たり前
 遠慮なく人を頼るし、当然のように助ける

関係性をとても大事にする
 身近な人や関係を築けた人のことは裏切らない

という中国人の特徴を思い出しました。

お金も持っていない見知らぬ日本人に対し、見返りを求めず親切にしてくれたこと、
この人柄に触れることができただけで、上海に寄り道して良かったと心から感じています。

人に迷惑をかけてはいけないと考える日本人は、少なくないでしょう。私も、なるべく人を頼らず自分でなんとかしなければと考えるタイプです。
文化や思考に優劣はありません。優劣がないからこそ、異なる文化に触れてその魅力を感じたいと思います。


先ほど、上海ディズニーから空港に辿り着くまでに関わってくれた全ての人に、感謝の気持ちを伝えたいと書きました。
それと同じくらい、今回私が実際に感じたような中国人の優しさも、伝えていきたいです。


長くて読みにくい文章をここまで読んでくれた方、ありがとうございました☺︎
良い旅を!

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