【初心者50シリーズ】chapter05.めちゃくちゃ大切なフォーカスについて
カメラのフォーカス(ピント合わせ)は非常に重要な要素の一つと言えます。
今回は、カメラのピント合わせについて、その方法や技術などを詳しく解説していきます。
ピント合わせとは
ピント合わせとは、カメラで被写体をシャッターを切る前に、被写体をクッキリと描写するために、レンズの焦点を調整することです。
ピントが合わないと、写真がボケたり、見た目が悪くなってしまいます。
フォーカスの種類
ピントには、オートフォーカスとマニュアルフォーカスの2種類があります。
オートフォーカス(AF)
カメラが自動でピントを合わせてくれる機能です。被写体をカメラのフォーカスポイントに合わせて、カメラがピントを自動で合わせてくれます。
マニュアルフォーカス(MF)
カメラを手動でピント合わせする方法です。
手動でレンズのフォーカスリングを回し、被写体にピントを合わせます。
オートフォーカスのアレコレ
オートフォーカスは、被写体を自動的に認識してピントを合わせるため、初心者にも扱いやすい機能です。
ただし、使い方によってはうまくピントが合わず、写真がボケてしまうことがあります。
以下にオートフォーカスのコツをまとめました〜
AFポイントの選択
AFポイントは、カメラで被写体をピント合わせする位置を決める場所です。
AFポイントが誤っていると、被写体の周りにピントが合ってしまうことがあります。
AFポイントを被写体に近づけることで、正確なピントを合わせることができます。
シャッターボタンの半押し
シャッターボタンを半押しすることで、カメラが被写体を認識してピント合わせを行います。
被写体が動いている場合や、距離が離れている場合は、シャッターボタンを半押しすることで、ピントを合わせることができます。
マニュアルフォーカスのアレソレ
フォーカスリングを手動で操作して被写体をピント合わせする方法です。
マニュアルフォーカスは、オートフォーカスでは難しい被写体やシーンでも、精度の高いピント合わせが可能で、プロカメラマンやハイアマチュアによく使われます。
マニュアルフォーカスを使う際のコツ
撮影する被写体に対して、最も重要な部分を確認してからピント合わせをすることが大切です。
例えば人物を撮影する場合、目を中心にピント合わせることが一般的です。
マニュアルフォーカスを使う際には、液晶画面やファインダーの拡大表示機能を使うことで、被写体の細かい部分まで確認しながらピント合わせをすることができます。
これによって、より正確なピント合わせができます。
また、一定の距離から被写体が動かない場合には、被写体とカメラの距離を計算し、フォーカスリングを回してピントを合わせることもできます。(置きピン)
ただし、被写体が動いている場合には、オートフォーカスの方がより適しています。
マニュアルフォーカスによって、被写体にピントを合わせる際には、手ブレに注意することも重要です。
カメラをしっかりと支え、シャッタースピードを調整することで、手ブレを防止し、クリアな写真を撮影することができます。
フォーカスと露出の深堀り(測光モードやフォーカスモードを使いこなす)
測光モード
測光モードとは、カメラが撮影する被写体の明るさを測定して、適切な露出を設定する機能のことです。
カメラにはいくつかの測光モードが用意されており、適切なモードを選択することで被写体をより正確に撮影することができます。
以下に代表的な測光モードを紹介します。
マルチパターン測光モード
マルチパターン測光モードは、被写体の明るさを複数のエリアで測定して、それぞれの重み付けを行って露出を設定するモードです。
カメラの内部には、センサーやプリズムなどが使われており、被写体をより正確に捉えることができます。
一般的には、このモードが最も使われることが多いです。
中央部重点平均測光モード
中央部重点平均測光モードは、被写体の中心部分を重点的に測光して、その周辺部分も平均的に測光するモードです。
ポートレートなど、被写体が中央に配置される場合に適しています。
スポット測光モード
スポット測光モードは、被写体の一部分を選んでその明るさを測定して、露出を設定するモードです。
一般的には、被写体の明るさが大きく偏っている場合や、明るさの変化が激しい場合に適しています。
平均測光モード
平均測光モードは、被写体全体の平均的な明るさを測定して、露出を設定するモードです。
広い範囲の被写体を撮影する場合に適しています。
適切な測光モードの選択は、被写体や撮影シーンによって異なるため、熟練の技術と経験が必要です。
撮影の目的や環境に応じて、適切な測光モードを選択することで、より美しい写真を撮影することができます。
深いオートフォーカス
オートフォーカスには、コントラストAF(Contrast AF)、センサーAF(Sensor AF)、ハイブリッドAF(Hybrid AF)などいくつかの方式がありますが、その中でも特に代表的なのがコントラストAFと位相差AFです。
コントラストAFと位相差AF
写真の中のコントラストを計測してピントを合わせる方式、位相差AFは画像センサーを使ってピント位置を計測する方式です。
コントラストAFの利点は、画像がボケているときにもピントが合いやすいということです。また、静止画像に適しています。
AFの種類
ワンショットAF
は、被写体の静止画像を撮影する場合に使用するオートフォーカスモードです。
シャッターボタンを半押しすると、被写体に対して最適なピント位置を自動的に決定し、そのまま撮影することができます。
一般的には、静止した被写体を撮影する場合に使用されます。
CサーボAF
シャッターボタンを半押しした状態で被写体が動いた場合、AFが追従してピント合わせを続けることができる連続AFもあります。また、このAFモードには、被写体を自動追尾するAIサーボAFがあります。
スポーツ撮影や野生動物の撮影などに適しています。
このように、オートフォーカスには、被写体の種類や撮影シーンに合わせた様々なモードがあります。適切なモードを選ぶことで、被写体に最適なピント合わせが可能になります。
カメラの撮影に必要不可欠なピント合わせと測光モードについて、それぞれの種類や使用方法、コツなどを解説してきました〜🤔💭
正しいピントと露出を合わせることで、思い描いたイメージに近い写真を撮影することができます。是非、この知識を活かして、より良い写真作りを目指してみてください。
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