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【42TOKYO×レバテック】第2回エンジニアキャリア支援プロジェクト参加レポート
12月1日(水)の19時から一時間ほど、エンジニア就職支援会社レバテックのアドバイザーによる「ポートフォリオ作成」のガイダンスが行われました。
今回が2回目となり、1回目のレポートは別の記事に記載してあります。
第1回では「IT業界の構造」と「企業が求めていることは何か?」を中心に話が進められましたが、今回はより具体的に「どんな成果物が企業に評価されるのか?」にフォーカスした話なりました。
IT業界は人材不足って本当?
経済産業省の調査によると、2030年にはIT人材の不足数は「最大で約79万人」となります。
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しかしIT業界の大前提として、市場で圧倒的に足りていないのは「ハイスキルの人」。
昨今のプログラミングスクールの興盛により、スキルを持っていない人はたくさんいる状態です。
企業が求めているのは「ハイスキルの人」でそういった人材は少なく、高需要なレアなスキルを持っている人材であれば企業はただちに雇いたいし、主流複数言語を扱える人は是非採用したいと考えています。
42はどうなの?
42では課題を通してコンピューターサイエンスを学ぶことになり、コンピューターサイエンスをきちんと理解していることは、就活で大きな強みになるとのこと。
他のプログラミングスクールではコンピューターサイエンスは教えていないですし、コンピューターサイエンスはプログラミングの基礎なので、会社で働く際にも役に立ちます。
コンピューターサイエンスを学びつつ、何よりも重要なのは「自分で考えて作った成果物(ポートフォリオ)」です。
42の学生のポートフォリオ戦略
42の学生がとりうるポートフォリオ作成のための手段は2つあり、1つめが「42の課題に基づいた成果物」を作るということです。
これは課題をGitHubにアップしたり、42で学んだことを活かして何かしらオリジナルの成果物を作ることを指します。
2つめが「42以外の時間を使ってウェブアプリケーション制作」です。
RubyやPHP、Pythonを使ったオリジナルのウェブアプリケーションを作ることで、成果物にすることができます。
「ウェブアプリケーション制作」のポイントは3つあり、まずは「コーディング」で、自分で考えたものあどうかと、わかりやすいコードが書けているか、セキュリティ性や再利用性があるかどうか。
2つめは「成果物の質」で、目的意識を持っているかどうか、フレームワークを使っているかどうか、外部API連携があるか、デプロイまでしているかどうかなど。
3つめのポイントは「GitHubのREADME」で、READMEはエントリーシートと考えて必ず記載する必要があります。
資格の取得は必要なのか
結論から言うと、プログラミングスキル以外にあったら良い資格というものはなく、とにかく成果物のほうが重要です。
ただ、インフラ関係の仕事につきたい人は資格取得が有利だが、それ以外であれば資格の取得は必要ありません。
実際にどうやってポートフォリオ作るのか?
詳細は省きますが、ポートフォリオ作成の大きな流れは下記となります。
・方向性を決める
・概要を決める
・使用技術の選定
・機能の洗い出し
・画面側の構成とURL
・バリデーションの検討
・テーブル、外部APIの検討
・実装
・デプロイ
イベントでは、実際に内定をもらった学生がどんなポートフォリオを作っていたのかを見せてもらい、「こういうものを作ればいいのか」というイメージを持つことができました。
イベント参加後の感想
プログラミングができれば学歴は本当に関係ないと知り、42 Tokyoに入学してよかったと感じました。(42は新しいカタチの学校なので卒業しても学位の授与はありません。)
同時に自分が将来何をしたいのかを明確にしなければと思いました。
エンジニアのキャリアプランは、おもに以下3つの方向性があります。
「テック志向」の人はテックリード、フルスタックエンジニア、オールラウンダー、フリーランス。
「サービス志向」の人はプロジェクトマネージャーや、デザイナー兼フロントエンジニア、インフラ兼バックエンドエンジニア。
「ビジネス志向」のある人であれば、ジェネラリスト、マーケティングや、新規事業立案、起業。
アニメ制作に機械学習を活用したいと思いプログラミングを始めましたが、それだけでは食べていくことができないので、プログラマーになるとしたら上記のいずれかのキャリアを選ばなければいけません。
ぼくは今年で35歳。
一説にはエンジニアの限界と言われる年齢です。
42在学中にどこまで技術力を伸ばせるか、そして社会にどう評価されるのか楽しみです。
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