データジャーナリズムとは?
最近気になっている言葉が、「データジャーナリズム」。
インターネットが発達して、ぼくたちは日々、たくさんの情報に触れています。
しかし、その情報は本当に正しいのか、どれくらい信頼できるのかを判断するのは困難。
そこで登場するのが「データジャーナリズム」です。
今回は、データジャーナリズムって一体なに?ということについてまとめます。
データジャーナリズムとは?
データジャーナリズムは、データを分析して社会の事実を明らかにするジャーナリズムの新しい流れ。
単純に言うと、「データを使ってニュースを作ること」です。
政府や企業の公開データやSNSなどからデータを集めて、数字で社会の姿を可視化したり、社会にある問題をデータから発見したりします。
普通のジャーナリズムと違い、データジャーナリズムでは、数字や統計データを活用して、より客観的でくわしい報道を目指します。
そして、それを読者に分かりやすく伝えるニュース記事や、データビジュアライゼーションを作成します。
たとえば、政府が発表している統計データや、企業が公開しているデータなどを分析することで、今まで気づかなかった事実や問題を発見できます。
以下が具体例です。
データジャーナリストとは?
データジャーナリストとは、データを使ってニュースを作る人。
分析したデータもとに、わかりやすく読者に伝えることが彼らの仕事。
コンピューターを使って大量の情報を収集し、分析し、視覚化する能力が必要です。
そして、ジャーナリズムの基本も理解している必要があります。
つまり、データの収集・管理・分析を行うデータサイエンティストと、そこから説得力があって消化しやすいストーリーを発信するジャーナリストのスキルを兼ね備えています。
たとえば、ニューヨークタイムズに載っている統計や図(を中心にした記事)を作っている人はデータジャーナリストと言われています。
データサイエンティストとの違い
データジャーナリストとデータサイエンティストは似ていますが、微妙に違います。
データサイエンティストは主にデータの分析に注力します。
その分析結果をつかい、企業の意思決定を支援したり、予測モデルを構築したりすることに重点を置いています。(企業全般で活躍)
一方データジャーナリストは、社会や政治などの問題に焦点を当て、それらを解明するためのデータを活用。(主にメディア企業で活躍)
つまり、データジャーナリストは、データを使って社会について考える人であり、データサイエンティストは、データを使ってビジネスに貢献する人と言えます。
まとめ
データジャーナリズムは、データ分析を使って社会の事実を伝えるジャーナリズム。
データジャーナリストは、データ分析のスキルを使って、今まで気づかなかった事実や問題を発見し、世の中をより良い方向へ導く仕事。
よって、情報社会において、より重要な役割を果たす存在といえます。
そんなデータジャーナリストになるには、需要が高まるデータサイエンティストと、ジャーナリストの二刀流スキルが求められます。