女子大生の100日連続プログラミング・チャレンジから学ぶ「ChatGPTの活用法」
先日、興味深い記事を発見!
それが、以下です。
女子大生が100日連続で、毎日プログラムを書いたというもの。
このチャレンジは、『ULTRA LEARNING 超・自習法』に紹介されているような、「写実的な絵」が30日で描けるようになる方法といったものを彷彿とさせます。
作成したもののほとんどが「ゲーム」で、あとの34個ほどは「ツール」。
このプロジェクトで興味深いのは、ChatGPTを「教師」と「部下」がわりに使っている点です。
昨日のnoteでは、このプロジェクトのざっくりとした「方法」について取り上げました。
今回のnoteでは、100日チャレンジを実施した女子大生の「ChatGPTの活用法」に着目して、まとめてみます。
まずは原型をつくる
おもしろいと思ったのが、まずは「いちばん単純なプログラム」をつくってもらうこと。
(ちなみにプロジェクトのはじめのほうは、「~を作りたい。プログラムの関数を1つずつ教えて」と、「関数」をまずは教えてくれと頼んでいいたそうです。)
バグが出たらChatGPTに直してもらう、を繰り返します。
改善点をあげさせ、改善させる
つぎに行うことはChatGPTに改善点をあげさせること。
その後、改善のなかから1つだけ選び、実際にChatGPTに改善させます。
ここでのポイントは、そこからさらに「ちがう改善点」を要求すること。
その目的は、「明確にプログラムを分割し、改善しやすくするため」です。
ただ単に「分割して」とお願いすると、どう分割すればいいのかChatGPTは判断ができないとのこと。
メソッドへの分割 -> クラスの分離 というプロセスが、ChatGPT的にやりやすいようです。
メソッドの分割が済んだものを「いくつかのクラスによってこのプログラムを再構成して」とプロンプトでお願いすることにより、クラスの分離をおこなっていたようです。
ちなみに「メソッドとはなんぞや?」は、以下のサイトが分かりやすいです。
https://wa3.i-3-i.info/word1906.html
エンジニア向けのChatGPTプロンプト講座
元記事で取りあげられていた、「OpenAIがDeep Learning AIと一緒にやってるエンジニア向けのプロンプト講座」ですが、おそらく以下の講座だと思います。
これは1時間ぐらいで終わるようなので、早速受けてみたいと思います。
この講座の内容について日本語で解説したも、いろいろとでているようです。
まとめ
大きなながれを整理すると以下のようになります。
・まずは原型を作成させる
・それを改善させる
・さらに改善し分割
・それぞれのクラスで作り込んでいく
ChatGPTにコードを書いてもらい、改善点をあげさせて、改善もさせるというのが印象的。
ChatGPTが作ったコードをみて、分からないことや、調べなければいけないことにつながるので、ChatGPTはある意味「教師」といえます。
そして、ChatGPTにコード作成や改善を指示し、実際にプログラムを作成させているので、ChatGPTは「部下」ともいえます。
明日は、今回紹介した100日チャレンジのメリットについてまとめたいと思います。
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