アイス一本でオンライン飲み会
オンライン飲み会で、お酒を飲みますか?
先日、人生で初めて大学時代の友人と「オンライン飲み会」を開催。
対面するのはじつに10年前ぶりで、友人の顔つきが少し変わっていておどろきました。
オンライン飲み会のために、近所のスーパーでお酒を2缶とつまみ、ポテトチップスを事前に購入。
普段から家でお酒はのまないので、スーパーでお酒を買うのは新鮮かつ、どれが美味しいのかもわからないので、適当に選び、赤いパッケージのビールと、「ほろよい」を買いました。
購入金額は、合計で1000円以内。
もちろん、交通費もかからないので、リアルの飲み会よりも大幅な節約をすることができました。
しかし、上には上がいるもの。
いざオンライン飲み会がはじまり、「かんぱ〜い」の号令をかけると、一人の友人の手には缶でもビンでも、コップでもないものが。
「え...? アイスクリーム?」
その友人は、アイスクリームで乾杯をしていました。しかも食べかけ!
いちど思考停止したぼくの脳は、すこし間をおいて「なるほど!」とうなることに。
たしかに、「飲み会」と名がついていても、別にお酒を飲まなくてもよく、好きなものを食べればいいと気づかされました。
しかもその友人は、乾杯の号令のときにアイスを一本食べてからは飲み物もお菓子も手に取らず、何も口にしません。
「その手があったか...」
飲み会=お酒。
お酒=おつまみかお菓子。
と、思考が完全に固定してしまっていた自分が恥ずかしくなり、自分のやりたいようにやることや、柔軟性といった「フリースタイル力」の低さにぎくりとしました。
ぼくもその友人と同じように、お酒よりもアイスクリームのほうが好きなので、彼のほうが「フリースタイル力」が高いといえます。
そもそも、今回のオンライン飲み会は、会社の上司とではなく、古い友人となので、「まわりがお酒を飲んでいるのに、自分が飲まないのは失礼にあたるのでは?」という「他人への配慮」は必要ありません。
また、オンラインという「場の強制力がほぼ働かない」場所では、よりいっそう「他人への配慮」を考えなくてもよくなります。
まさか、オンライン飲み会で「柔軟性」について考えさせられるとは思いませんでした。
次にオンライン飲み会の機会があれば、お酒は買わずに、いままで食べたことのないアイスクリームを買って、飲み会にいどみたいと思います。