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語学学習をハックする 「語学本トップ3」
ドイツ語を学びはじめて、そろそろ1ヶ月。
まずは発音から取り組んでいるのですが、楽しさが増してきました。
ドイツへの移住は早くて3年、遅くて5年後を目指しています。
移住が3年後の場合は、ヨーロッパ言語共通参照枠の準上級者レベル(B2)、5年後の場合は、熟達した言語使用者レベル(C2)が目標。
すでに身につけている英語については、TOEICの最高点は935点で、TOEICの点数をヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)に換算すると、B2かC1のレベル。
そんな英語ですが、身につけるために使った期間は、義務教育の期間を加えると、なんと12年。
いまさらですが、12年は長過ぎます。
英語に費やした12年を、ドイツ語で目指す3年や5年に短縮するには、どうしても「効率のよい学習法」が重要となってきます。
語学学習法についての本はいままでたくさん読んできましたが、いままで読んできた本のなかで、今回は「英語学習をはじめる前に読んでおきたかった本」を3冊ピックアップしてみました。
『外国語上達法』
もはや古典的名著として名高い『外国語上達法』。
古い本ですが、語学学習は結局「お金と時間」だと看破した本です。
以下3点を、この本から学びました。
・お金を使うことによって自分を追い込み、良い教育を受け、良い教材を使う
・まずは単語1000語を覚える
・単語と文法が最重要
別の記事でレビューも書いています。
『脳が認める外国語勉強法』
『脳が認める外国語勉強法』は、著者が7カ国語マスターしているので説得力があります。
本書が焦点をあてているのは、Ankiアプリの活用法。
Ankiアプリは「デジタルの単語帳」のようなもので、単語だけではなく、発音や、文法学習にも活用することができます。
本書から得た3つの知見は以下。
・まず発音を鍛えることによって、学習効率を上げる
・「音声」、「画像」、「個人的な体験」を単語に結びつけて、記憶力向上
・記憶の定着には分散学習が最適で、分散学習を活用するにはAnkiアプリが一番
気になるかたは、こちらのレビューもどうぞ。
『英語ネイティブ脳みそのつくり方』
3つの本の中では一番ポップな作りの『英語ネイティブ脳みそのつくり方』。
「英語」とタイトルに入っているとおり、英語学習に焦点があてられているので、おすすめされる教材は英語のものですが、学習方法については、他の言語の学習にも十分に応用が効きます。
この本で学んだことは、以下の3つ。
・TOEFLなどの点数よりも、まずはなりたい自分を目標にし、それを目指す
・映画やドラマの俳優など、なりたい自分に合致する人を、徹底的にマネする
・8000単語を習得するまでは、試験を受けない
レビューも書いています。
おわりに
これら3つの本は「語学三大聖典」として、本棚のすぐに取り出せる位置に置いており、勉強法に迷いが生じた場合は、すぐに見返せるようにしています。
12年を費やして身につけた英語の学習方法は、いまふりかえると、不効率きわまりないものでした。
「語学三大聖典」と出会ったのは、どれも英語を身につけたあと。
「語学三大聖典」のうち、1冊でも英語学習を始めるまえに出会っていたならば、12年よりも短い期間で英語を身につけることができたはず。(12年前には出版されていない本もありますが)
ドイツ語学習では、これらの本から学んだことを活用し、学習期間を大幅に短縮していこうと思います。
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