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インターネットのデータを届ける仕組み(パケット通信)

インターネットをはじめとしたネットワーク(詳しくはTCP/IPネットワーク。下部にて説明)では、データを「パケット(packet)」と呼ばれる単位に分割して送受信をおこなっている。

そもそもインターネットは、多数のネットワークを相互に接続した、世界的なネットワークの集合体を指す。

インターネットではIPアドレスによって通信の相手先を特定するが、実際にパケットを相手側に届ける際には、いくつもの中継地を通ることとなる。

その中継地を「ルーター(router)」と呼び、ルーターはインターネットを構成するネットワーク同士を相互接続している。

ルーターは受け取ったパケットの宛先アドレスをもとに、最適な配送先を自動的に判断し、次のネットワークへ向けてパケットを送り出す。

これは「ルーティング」と呼ばれている。

図解

下記のように図解すると、まずは、クライアントにてデータがパケットに分割される。

そしてパケットが送り出され、ルーターを中継することになる。

ルーターは最適な配送先を自動的に判断し、次のルーターへパケットを転送する。

複数のルーターを中継したのち、サーバー側へパケットが届けられ、届けられたパケット群を組み立ててデータにする。


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TCP/IPネットワークとは?


ネットワークを通じてコンピューター同士が互いに通信するさいに使われるルールを「プロトコル」と呼び、双方が正しく通信をするためには同じプロトコルを使用する必要がある。

同じプロトコルを使えば、たとえば一方のコンピューターのメーカーがMicrosoftで、もう一方がAppleであろうとも通信は可能であり、また異なるソフトウェアを使用しても相互に通信が可能になる。

このプロトコルには多数の種類が存在し、そのなかでインターネットで使用され、最も古くから存在するのが「TCP」と「IP」だ。

これらは組み合わせで使用されるので、まとめて「TCP/IP」と呼ばれる

TCPは、通信セッションの管理や、欠損してしまったパケットを再送する機能などを持っている。

IPは、IPアドレスという番号を利用して通信する相手を特定し、その相手にデータを送る機能を持っている。

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