日本文化は「マニアック」で「バージョンアップ」
日本文化とはいったい何か?
そんな疑問がふと頭によぎったのは、本棚をながめていたときに、一度読んだきりであまり理解できていない『日本文化の核心』という本が目を引きつけたから。
「日本文化」というキーワードで思いつくものをあげてみると、神社仏閣、寿司をはじめとした食、高品質な日本の商品、アニメーション、コンビニ、文学などなど。
もうすこし抽象的にまとめてみると、2つのキーワードが見えてきました。
それは「マニアック」と「パージョンアップ」というもので、それぞれについてまとめてみます。
マニアックカルチャー
日本人は傾向として小さいものをめでるというものがあります。
商品も、どんどんと小型化させていくのが得意。
小さいものが好きなので、スーパーやデパート、空港で見かけるガチャが人気なのも納得。
ひと昔前のガラケーの時代にはストラップやキーホルダーにこだわっていましたし、現在でもスマートフォンのケースをデコレーションする文化があります。
そんな小さいもの好きという特性が、ディテールにこだわる「マニアックカルチャー」につながっているのではないでしょうか。
プラモデルのモデラーの方の作品を見ると、そのディテールの細かさに言葉を失います。
日本だけでなく、世界中でファンを獲得しているアニメーションは、ありとあらゆるカテゴリーに細分化され、もはやサブカルチャーを超えて、メインカルチャーにまでなりました。
また、企業でいうと、徹底してマニアックに生産プロセスにこだわり、改善をつづけるトヨタの「カイゼン」があげられます。
バージョンアップカルチャー
ぼくたちが普段使っている日本語自体も、バージョンアップカルチャーのたまものです。
まずは、中国から輸入した漢字を使い、万葉仮名で最古の歌をしたためました。
次に漢字を崩してひらがなを発明し、平安文学が花開き、そして、漢字のつくりを簡略化したカタカナで、鎌倉仏教の哲学的思考を深めることに。
日本が世界に誇る車も、もともとの発明は1769年のフランス。
現在は、世界中で日本の車を見かけることができます。
7年ほど前にボリビアでウユニ塩湖のツアーに参加しましたが、そこで乗ったのがトヨタのランドクルーザー。
行程に舗装された道路は少なく、ほとんど砂地でしたが、見事に2泊3日の旅をなんの問題もなく完走。
見た目はボロボロでしたが、さすがは天下のトヨタ!と、日本人として少しうれしくなりました。
おわりに
きっと、普段の生活では気づけていない日本文化がもっともっと身に回りにあると思います。
それに気づくには、日本を相対的に見ることが必要。
日本の文化を相対的にみるためにも、もっともっと海外にいかなければと思いました。
コロナの影響もありますが、ここ5年間は海外に行けていません。
見聞をひろめ、日本の良さに気づくためにも、来年こそは海外に旅行に行こうと思います。
パスポートの期限がきれてしまっているので、パスポートの発行をしなければ。
パスポートの更新は、来年の3月27日からオンラインでできるようになるそうですが、発行はまだ窓口にいかなければいけないよう。
パスポートを発行したら、まずは台湾に旅行にいくのが目標。
そして、日本文化とは何かを再考したいと思います。