アイスが溶けるのを防ぐために、モンベルの日傘を買ったよ
ぼくがバターだったら、ドロドロにとけてしまいそうな暑さだ。
しかも、黄色から真っ白に変色しそうなほどに。
主夫なので、普段は家の中で快適に過ごしており、家からあまり出ることはない。
しかしそれでも、スーパーには食材を買いに行かなくてはならない。
玄関からでるときにあびる外からの熱風は、さながらサウナ室に入るときのよう。
いままで我慢していたのだが、情け容赦のない太陽光に、ついに我慢ができなくなった。
というのも、アイスが溶けてしまうからだ。
一週間に一度、アイスを買ってもよいという家庭内ルールを設けており、毎週、アイスが買える日を楽しみにしている。
スーパーから家までは徒歩で10分ほど。
その10分のあいだに、アイスが溶けてしまうのだ。
原型はとどめているものの、相当に柔らかくなっている。
アイスを昼に買い、夜まで冷凍庫に入れていても同じだ。
いつも愛用しているスーパーカップは、力を入れずとも、スプーンがアイスにヌルっとささってしまう状態。
豆腐でさえ、もうすこし抵抗してくれそうなものだ。
これには困った。
ぼくは固めのアイスが好きなので、スプーンをアイスにさすときに、アイスからのいくらかの抵抗を感じたいのだ。
スプーンがアイスにヌルっと貫通してしまうと、まるで炭酸のぬけたコーラを飲むときのように、損した気分になる。
ドライアイスをもらって帰ってもいいのだが、ドライアイスをもらうという行動と、帰ってからの処理がめんどうなので、手を出せないでいる。
それでも、週にただ一度だけのアイスを、最大限たのしみたい。
ということで、モンベルの日傘を買った。
じつは去年も日傘を使っていたのだが、すぐに壊れてしまった。
アマゾンで2000円ぐらいのもので、とても損した気分を味わい、なかなか新しい日傘に手を出せないでいた。
しかし、アウトドアブランドの日傘であれば、耐久性があるに違いないと思った。
さらには太陽光を防ぐという機能も申し分ないと考え、値は張ったが購入を決意。
結論からいうと、最高だ。
まずなによりも、その軽さがストレスフリーだということ。
さすがはアウトドアブランド。
そして、妻の持っている別の日傘と比べてみても、涼しい気がする。
モンベルの日傘は表面がシルバーなので、光を反射しているのと、傘の内側が黒色なので、地面からの光を吸収してくれているからだろう。
おそろしい太陽光から身と、アイスをまもってくれる心強い味方だ。
あえてデメリットをあげてみると、自動で開閉しないことが少し面倒に感じることだろうか。
いままでお目にかかったことがないタイプの折り畳み傘で、開閉時に、傘の骨の第一関節(?)部分を手動でパキパキと伸ばしたり曲げたりしなければならないの。
あと、あまりの軽さに耐久性が大丈夫か不安だが、こればかりは使い続けてみないと分からない。
さて、肝心のアイスだ。
日傘を使うと、アイスは溶けなくなったかって?
それが、絶賛溶けていた。
これからは素直にドライアイスをもらって帰ろうと思う。
それでも日傘を買ったおかげで、買い物にでかけるときに、より快適になったことは確かだ。
もう日傘なしの生活には戻れそうもない。
日傘のつぎは、日焼け止めを使うときがきそうだ。