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ありがとうダニエル・クレイグ、そして007|『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
昨年公開された『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』をAmazonでやっと観た。
今までのダニエル・クレイグ主演の4作のボンド映画はすべて映画館で鑑賞したのだが、コロナの影響もあり映画館には足を運ばず、配信されるのをずっと待っていた。
本作は、6代目ジェームズ・ボンドであるダニエル・クレイグの最後のシリーズ作品となり、ダニエル版007のファンとして期待が高まると同時に、今後、新しいダニエル版007を見れないかと思うと、少し寂しい気持ちになる。
本記事では映画の魅力である「撮影スポット」、「ボンドガール」、「ダニエル・クレイグ」という3つにしぼって紹介する。
絶景!絶景!絶景!
007の魅力は、主人公のボンドが世界の様々な国を飛び回り、絶景を背景としている点だ。
ここまで美しい背景を見せられると、海外に行きたい欲を掻き立てられる。
イタリア|マテーラ
マテーラは映画冒頭の場所で、マドレーヌと過ごした場所だ。
この街は世界遺産にも登録されており、サッシと呼ばれる洞窟住居群が連なり、美しい景観を持つ風光明媚な街。
首都ローマから約6時間ほど移動した場所で、年々観光客が増えているそう。
洞窟住居は“サッシ”と呼ばれ、渓谷の斜面の岩肌を掘って造られた洞窟住居群をそういうんだとか。
夜景も映画の通り、とても美しいことで有名だ。
撮影の裏話だが、マテーラは地面の石畳がとても滑りやすく、カーチェイスの撮影で迫力が出るほどの、スピードを出しきれるかが大きな課題だった。
それを解決したのがまさかのコーラで、コーラを路面に吹きかけ、滑りを軽減したそう。
撮影のためのコーラにはなんと、総額5万ポンド(760万円)が使われたそうだ。
さすがボンド映画というべきか。
ジャマイカ|ポート・アントニオ
ボンドが隠居生活を過ごしていた場所が、ジャマイカのポート・アントニオだ。
豊かな緑と美しい海に囲まれた環境は、ジャマイカで最もトロピカルで美しいエリアで、世界中の富豪やハリウッドの映画スターがお忍びでバカンスを過ごすリゾートとしても有名な場所。
映画で登場するボンドハウスは、ポート・アントニオの海辺に一時的に建てられた特別な家で、高級リゾートのような空間が印象的だ。
なぜイギリス人のボンドがジャマイカで隠居生活?と思ったが、ジャマイカはもともとイギリスの海外領土であるイギリス領であり、現在でも英連邦王国の一国であるなど、イギリスと深いつながりがあり、イギリス人にとっては移住しやすい場所なのかもしれない。
ノルウェー|オスロ郊外
マドレーヌの実家として登場するのがノルウェーにある都市オスロの郊外だ。
具体的な場所はニッテダルという場所で、マドレーヌの実家はまさに人里離れた、森の中の隠れ家だった。
若き魅力があふれるボンドガール・パロマ
大胆不敵でお茶目なニューボンドガールが誕生した。
キューバでの諜報部員パロマを演じたアナ・デ・アルマスは、自身もキューバ出身と女優。
「美しすぎる」の一言。
なんと彼女の演じるパロマは、当初の台本には載っていなかったが、アナのために脚本家がわざわざキャラクターを立て、セリフを作ったようだ。
本作では、諜報員として「3週間のトレーニング」を受けたというパロマのセリフがあるのだが、実際の撮影も「3週間のトレーニング」しか受けていなかったとのこと。
映像の中では、男女関係において百戦錬磨のダニエル版007でさえも、彼女の魅力にのぼせているようだった。
ダニエル・クレイグ
ダニエル・クレイグは1968年生まれなので、今年で54歳と高齢にあたるのだろうが、彼の魅力は本作でも衰えていない。
5代目ピアース・ブロスナンの大ファンだったので、6代目ボンドであるダニエル版007には懐疑的だったが、『007 カジノ・ロワイヤル』で寡黙でタフなボンドを演じ、映画を楽しませてくれたダニエル・クレイグには感謝しかない。
ありがとうダニエル・クレイグ。そして、ダニエル版007。
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